僕は、作曲をするときに殆ど楽器を使いません。

コマソンを作ることが多いので、

その場合はキャッチフレーズを何度も何度も口ずさみ、

言葉から生まれるイントネーション、音の高低、長短、強弱を探り

自然にキャッチフレーズの言葉を飲み込めるようなメロディがみつかったら、

それを譜面に定着します。



そうすると、たま~に、意外なことが起こります。



絶対音感は持っていないので、

基本的に頭の中では移動ドで鳴っているのですが、

どうしても納得できない音が、

感覚的に納得できる音として存在してしまうのです。



うまく言えないのですが、こういうことです。



ハ長調のつもりで歌いだして、

転調もしていないつもりなのに、

気持ちよく終わる音が、レなのです。

転調しているのです。


楽器で確認しても、

そうでした。


たとえば、下記の曲。

http://www.youtube.com/user/koyotaiyoeri#p/a/u/0/W81mytG5s2M



これは、結構、ショックでした。


たぶん、理論はわからないのですが、

これが旋法=モードというものなのでしょう。



ハ長調のつもりで鼻唄っていたのが、

実はドリアンモードだった。

だから、ドリアンモードの主音レに感覚が魅かれて行った。

と、今は理解しています。



僕は、西洋音階のドレミファソラシドをリスペクトしていますが、

ギリシャ旋法も、たくさん秘密がありそうです。

そのことは、また、今度。