以前、ご紹介した新書「歴史を動かしたプレゼン」読了しました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4106103656/ref=cm_cr_mts_prod_img
以下、読書感想文です。
歴史上の偉人がなしとげた偉業を「プレゼン」という切り口で捉えなおす。
それだけで、もう、この本は偉業だと思う。
人が、人を納得させること(もしくは、誘惑すること)。この営みは、
人が人として生きる上で誰しもが日常的にしていることだ。
わが家の二歳の息子も、夜中にお菓子にありつくために、ありとあらゆるプレゼンを試行している。
「お菓子、お菓子、お菓子」というリフレインを歌い上げる、音楽プレゼン。
甘い声で「大好き」とささやく、誘惑プレゼン。
「オモチャお片づけするから」と良い子を装う、取引プレゼン。
かくも、人はプレゼンをして生きている。
そう気づかせてくれるだけでも、この本には値段以上の価値がある。
さらに、次の一節には、心臓が止まるかと思うぐらい、心をつかまれた。
「少しはましなプレゼンができるようになってからも、喋りながら心地よさを感じたときには、信号が黄色に変わったのを意識して、ブレーキを踏むことを心がけた。」
経験がある。そんな時、プレゼンは負ける。クーベルタン男爵は、昨日の私だ。
実は、私もプレゼンを生業としている人間だ。
大黒屋光太夫のプレゼン文書が添削によって「勝てる」プレゼンに仕上がっていくところなど、
スリリングでありながら極めて実用的だ。使える。
随所に挟まれる広告業界のエピソードも、楽しい。
そして著者の林氏の語り口。
ページが進むにつれて登場人物(偉人達!)に対してどんどん馴れ馴れしくなっていくあたり
「喋りながら心地よくなっている」んじゃないかしらん。
プレゼンするときは、お互い、気を引き締めて!
この本、本当オススメです。
いや、別に、一銭ももらってないけれど。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4106103656/ref=cm_cr_mts_prod_img
以下、読書感想文です。
歴史上の偉人がなしとげた偉業を「プレゼン」という切り口で捉えなおす。
それだけで、もう、この本は偉業だと思う。
人が、人を納得させること(もしくは、誘惑すること)。この営みは、
人が人として生きる上で誰しもが日常的にしていることだ。
わが家の二歳の息子も、夜中にお菓子にありつくために、ありとあらゆるプレゼンを試行している。
「お菓子、お菓子、お菓子」というリフレインを歌い上げる、音楽プレゼン。
甘い声で「大好き」とささやく、誘惑プレゼン。
「オモチャお片づけするから」と良い子を装う、取引プレゼン。
かくも、人はプレゼンをして生きている。
そう気づかせてくれるだけでも、この本には値段以上の価値がある。
さらに、次の一節には、心臓が止まるかと思うぐらい、心をつかまれた。
「少しはましなプレゼンができるようになってからも、喋りながら心地よさを感じたときには、信号が黄色に変わったのを意識して、ブレーキを踏むことを心がけた。」
経験がある。そんな時、プレゼンは負ける。クーベルタン男爵は、昨日の私だ。
実は、私もプレゼンを生業としている人間だ。
大黒屋光太夫のプレゼン文書が添削によって「勝てる」プレゼンに仕上がっていくところなど、
スリリングでありながら極めて実用的だ。使える。
随所に挟まれる広告業界のエピソードも、楽しい。
そして著者の林氏の語り口。
ページが進むにつれて登場人物(偉人達!)に対してどんどん馴れ馴れしくなっていくあたり
「喋りながら心地よくなっている」んじゃないかしらん。
プレゼンするときは、お互い、気を引き締めて!
この本、本当オススメです。
いや、別に、一銭ももらってないけれど。