気になります。

ピアノを趣味とする私としては、
いつの間にか、正統派のピアノが
「生ピアノ」呼ばわりされていることが、
とても気になります。

アコースティックピアノこそが、あくまでも「ピアノ」であり、
アコースティックピアノを模した電気的なものは、

「私はピアノではないデジタル的な何かです」という謙遜を込めて、

「エレピ」だの「デジピ」だのと、「正式なピアノでは無い」ということを
恥ずかしそうに名乗ればよいのに、

なぜ正式なピアノである「ピアノ」が「生ピアノ」もしくは「生ピ」などと
自称させられるのか。蔑称されるのか。

はなはだ不本意であります。

私が中学生の頃、
弟の友人に「こいちゃんの兄貴」と呼ばれたときの不本意さにも
通ずるものがあります。
本来は、私こそが「こいちゃん」であり、弟のほうが「こいちゃんの弟」なのに。

同様の憤りを「物理キーボード」という言葉にも感じます。

ソフトキーボードは、キーボードではない「何か」なのだから、
キーボードは、普通に「キーボード」でいいでしょうに。

そのうち、普通のPCを「キーボードPC」とか言い出すのでしょうか。

とても、気になります。