莉桜 Symphonic Diary -13ページ目
<< 前のページへ最新 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13

scapegoat

   
   
スケープゴート【scapegoat】
  
  
1 古代ユダヤで、年に一度人々の罪を負って荒野に放たれたヤギ。贖罪のヤギ。
 
2 責任を転嫁するための身代わり。不満や憎悪を他にそらすための身代わり。   
   
   
スケープゴート(scapegoat)は、「身代わり」「生贄」などの意味合いを持つ用語。「贖罪の山羊」等と訳される。
  
  
定義
原義としてはヘブライ聖書において、贖罪の日に人々の苦難や行ってきた罪を負わせて荒野に放した山羊を指した。
   
   
現在の意味はこのやや宗教的な意味合いから転じて、不満や憎悪、責任を直接的原因となるもの及び人に向けるのではなく、他の対象に転嫁する事で、それらの解消や収拾を図るといった場合のその不満、憎悪、責任を転嫁された対象を指す。
     
     
心理学の一つの用語としても存在する。特に精神分析学や社会心理学において、人は無意識のうちに、不満や不快を覚えると、不快感やルサンチマン等を他者に対して抱く。こうしたことは特定の集団において起き得るのであり、そうした不快感を押し付けられたり被けられたりした個人は、その特定の集団内においてスケープゴートとなるのである。
    
    
    
    

<< 前のページへ最新 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13