あの人の方が上手く踊れる
あの人の方が可愛い
あの人の方が才能がある
あの人方が…あの人のが…
何かをやると必ず現れる他人との比較。
なんでもかんでも比べたがりの私たち。
私も例外なくそうだった。
他の踊り手の作品を見ては
あの子はクオリティが高いとか
あの人くらい上手くないとダメなんだとか
自分の良さなんか見もしない。
初めは参考にしようかと思って
YouTubeを見ていただけなのに…
いつのまにか頭の中は
うるさい奴らの支配下になっていた。
「でも私には私の良さがあるよ!」
というテンプレ言葉なんかいらなくて
(だったら確かな良さを教えてくれよ)
(あの子より優れてるなら確かな結果をくれ)
これが比較症候群の私自身の本音。
ただ、、思ったことがある。
「私はあの子になりたいのか?」
他の踊り手と同じ存在になりたいのか?
なりたいなら比較してでも
まったく同じように真似し続ければいい。
でも違うでしょ。
私は私の世界観を表現したくて
私は自分自身で存在したくて
それがやりたくて
活動してるんじゃないのかと。
だから自分の目を背けたくなるような
ダークな感情とすら向き合うって
生きることを選んだんじゃないのかと。
それに気づきてしまったから…
“あの子”を見るのはやめたし
踊り手の世界に染まれなくていいから
自分だけの道を探してる。
優れた人を目の前にすれば
当たり前に劣等感は湧いてくる。
他人と比較する要素がこの世には
溢れすぎてると思う。
それでも比較症候群から抜け出す
唯一の鍵は
“自分”しか持ってないってことだ。

