私がファッション業界にいた頃は、毎月ほぼ全てのファッション雑誌に目を通していた。当時、私は未婚だったけれどVERYにももちろん目を通していた。セレブな生活を送るキラキラしたママのためのファッション誌。結婚しママになっても女性らしさを忘れずにいたい!そんな読者層。高収入の男性と結婚し、専業主婦になり、豊かな生活を送りたい女性たちには憧れの雑誌だったと思う。私の友達で専業主婦で子供がいる子たちは、まさにVERY妻だった。週末は育児に積極的な旦那様とお洒落してお出かけ!!そんな感じだった。
未婚の私にとっては結婚して子育てしているママたちが何を求めているのか?をリサーチするにはとても情報量の多い雑誌だったので参考にはしていた。ブランドの顧客層は働く女性も多かったけれどママ層も多かったから。
今のVERYはカバーモデルも変わり内容も大きく変わってきたように感じるけれど、ちょっと前までの「VERY妻」に憧れて婚活している女性たには意外と多い。専業主婦より共働き家庭の数が2倍以上になっている現在でも一定数は、専業主婦になりたいと渇望する女性はいると思う。
それが悪いわけでは決してないのだけれど、今まで見てきたキラキラVERY妻に憧れる女性たちには、共通点がある。それは「正解を明確に教えて欲しい」と思ってること。
VERYという雑誌をご覧になったことがある方は、ファッションページの事前設定の多さに気づくと思う。いろんな設定が細かい。季節、行事、場所、誰となどが細かい。(そういえば赤文字系の雑誌の1ヶ月コーディネートなども、具体的な細かな設定が多いですよね)こういうのは、見ていて確かに面白いのだろうな。
こんな時はこれを着るのが正解だよ!!という答えがVERYには的確に提示されているように感じる。
子供のはじめての幼稚園の運動会!5月だけど暑くなってきたから日差しも心配。周りから浮かないように。でも、センスよく。そして動きやすくて機能的であることがマスト!!
↓じゃあ、何を着る??
「ネイビーのパンツに白シャツを羽織ってキャップスタイル。足元は白のコンバースで爽やかに。シャツの下には今風の大きめロゴTでセンス良く。バッグはスマホとカードケースが入る小ぶりのクロスボディーを」(あくまでこれは妄想)
こんな風に答えがとても明確に出てる。
「へぇ、そうなんだ」と感心することもあるし、全く知らない世界のお受験界のことも雑誌がまるで参考書のようになってるから通年読めば一通りVERY妻のことは分かったような気になってました。
正解を求めるVERYが好きな女性たちは、きっと自分のこともだけれど家族をとても大切にしているのだと思って見てました。家族のために誰が見ても文句なしの格好をしていたい!!そのため所謂正解を知りたいと思ってるのかなと。優等生で優しくて気遣いができる女性に多い傾向かなと思ってます。
婚活していても「正解は?」を求めてる女性はとても多いと思う。まさに、VERY大好き読者と同じく優等生で良く気が利く女性たちに多い。
もちろんこれから起こり得る問題は予測がつく。それに対してどうしたら良いか?どのようにしたら良いか?アドバイスを欲しがる人も多いのもとても分かる。
正解を欲しがる人たちは、「不安でいっぱいだなら」ですよね。
今までも上手く行かなかった。自分で考えてやって行動しても上手く行かなかったから、「正解」を教えてほしい!!となるのは当たり前だと思う。
けれど、恋愛って人それぞれです。しかも、本当に見えてる部分はごくわずか。その見えてる僅かな部分をちょこちょこいじってみても、本質が変わらない限りは実は問題は解決しない!ということがほとんどだと思う。
「デートの約束をしていたのに、前日になってもLINEが来ない。こんな時は自分から催促してもいいのでしょうか?なんて送ればいいのでしょうか?」
これの答えを知りたい人は、私が代わりにLINEを代筆したとしても、多分その後もずっと彼に対しての不安は続きます。
それは、彼に対して持っているネガティブなイメージやコミュニケーションは何も変わってないから。
私がアパレルで店頭に立っていた時も、不安を抱えて買い物に来る女性はいました。
「雑誌にマストハブbagと書いてあったのですが、必要ですかね?」なんて質問されることも本当にたくさんあった。
そんなことが続き、こういう女性たちが「流行とか人気とか関係なく、わたしはコレが欲しい。このバッグ持ってると気分上がるから!」と自信いっぱいに買い物できるために、わたしはどんなサポートができるのかな?そして、そんな関わり方をしたいなと思ったのです。
だから、恋愛や婚活でも同じ。今後起こるかもしれない不確かな不安の正解をただ提示するのではなくて、それを自らの力で導ける女性になって欲しいなという気持ちでいます。
英凛塾生は、それが出来るようにレッスンプログラムを作ってます。だから、恋愛婚活だけではなく仕事にも活用できるし、卒業後もずっと学び続けてくれたりするのかなと思ってます。
単なる正解だけ欲しい人もいると思う。だけれど、それをしている限りは自分で決断し自分の人生を歩むことは難しいかもしれない。
VERYがコンセプトを変えて自らバリバリ働くワーママにシフトしたように、今後、求められる能力とはそんな能力ではないかな?と思う。



