人間に危害を加えた動物や虫たちが裁かれた

12~18世紀頃、ヨーロッパでは、動物や昆虫たちが裁判にかけられていた。

人間に危害を加えたたり、農地を荒らしたりした動物や虫たちは、

逮捕されると被告として裁判所に出頭を命じられた。

人間の場合と同じように検察官が被告(動物)の罪を明らかにし、

弁護士にる弁護が行われたあと、裁判官が判決を下した。

これは、キリスト教では、「罪を犯したのならば、人間でも動物でも裁かなければならない」と、

考えられていたためという。


~動物裁判の例~

被告:農地を荒らした毛虫とネズミ

判決:毛虫とネズミを裁判所に呼び出したが現れなかったため、破門(カトリック教会からの追放)となった。



被告:農地を荒らしたモグラ

判決:「モグラは害虫も食べている」と弁護され、モグラは農地を安全に通行できる権利を与えられた。



被告:農地を荒らした甲虫

判決:甲虫は裁判を欠席したが許され、別の土地を与えられた。



被告:人間の子を突き飛ばして殺した母豚と子豚

判決:母豚は死罪となったが、子豚は証拠がないとして無罪となった。