余は 国常立尊神(クニノトコタチノミコトノカミ) 日本の神であり国造りの神である

今すぐにどうしても伝えなければならないことがあり こういう形で地球の皆様方にお伝えすることをお許し願います

何が最も急を要するかというと 皆様にとってはこのようなことが何故と疑問に思われると思うので よくよく理解できるようお話させていただきます

 

まず食に関することです 皆様は何も思わずにスーパーマーケットに並ぶ精肉を眺めては どのお肉の脂が乗っているとか柔らかそうであるとか品定めしながら買い求め その肉をレアとかミディアムとか選んで焼きいただく

しかしながらそれらのものは先程まで生命が生きており 自らの命を終わらせることにより そうして皆々の食卓に届くのである

その命あるものをいただくという行為に対して 何の憂いもなく美味しい美味しいと頬張る

 

時には手を合わせ ある意味犠牲とならざるを得なかった動物に対し 感謝の気持を持っても良いと 余は残念な気持ちとなり 天界の神々は 何故このようになってしまったのかと 反省を求められる日々を送らざるを得なくなっているのである

端的に申し上げれば 牛の肉はもう食さないでもらえるよう願うばかりである

宇宙のひとつの惑星に存在する国に 牛族という種族が存在している 顔は牛であるが 体はヒトの体である

創世紀 天界に存在する遺伝子工学の発展途上といえば申し訳ないが そのときに牛人が誕生した 現在 遺跡の発掘調査で知っていると思うが 実在しているのである

 

その牛族は 天界の神々と大の仲良しで 信頼関係で結ばれている

そんなよしみから地球に転生していただいたのは 大草原で草を食み自由に駆け回り 良質な乳を恵みとして いただくように頼んだからである

 

地球の者たちはその牛を食用にと考え ことあるごとにご馳走として食卓を飾る

そして牛舎という狭い不衛生極まりない家屋で飼う牛たちの嘆きは天界に届き 牛族の王はその牛たちの有様に怒りを通り越し もはや憎しみとなって 地球人に対し敵意を向けているのである

 

天界には宇宙連邦会議という厳しく取り締まる機関があり この問題が大きく取り上げられている まだ決議は降ろされていないが…

もしかしたら もう手遅れかもしれない 地球の皆々に神が声高に強く申し上げる

牛を狭い牛舎で飼うことを即刻やめなさい

牛肉を食するのを即刻やめなさい

この二つのことをお願い申し上げる