まずは前回の復習から
同室の人の紹介です。

1番しんどそうでなかなか離床できない30代前半くらいのAさん

入院が1番長い、私と同い年のBさん

そして私より回復の早い80歳くらいのCさん


Aさんは、実家が地方で都会の一人暮らしのようで、お見舞いは家族ではなくお友達が来ていました。
よく来ていたのが中年男性
彼氏にしてはちょっと年齢的にもだいぶ上っぽい💦
話を聞いていると彼氏はその人じゃなさそう⋯
じゃ、あれは誰?
最後まで謎のまま🤔でした😅
再手術後もしばらく発熱があって、毎日看護師さんが何人も関わって床擦れ予防で身体の向きや位置を変えたりで本当に大変そうでした。
お友達の差し入れの果物・お菓子・スタバのフラペチーノを良く召し上がっておられました😊

Bさんは、手術自体はだいぶ前だったようで、毎日何回もリハビリに呼ばれていました。
血圧がとても低くほぼ毎日測り直しされて「ふらふらしませんか?」と尋ねられていました。
居るのか居ないのか分からないくらい静かな方で、ご主人様らしき人が毎日来ていました。
まだリハビリが必要だけど、ここの病院ではなくリハビリ専門の病院への転院を勧められていて、私の退院の1日前に転院されました。

Cさんは、私の次の日に腫瘍の場所は違うけど髄膜腫の手術をされて、年齢的にも手術に耐えられるだけでも凄いのに、術後は痛みも発熱もトラブルも吐き気もめまいもほとんど無いって!
家族はいなくて施設で暮らしていたそうです。たまにお兄さんらしき人が来てました。
よく食べよく寝てよく喋るおばあちゃんで、色んな声色を使いこなし、あの手この手で看護師さんに甘えまくっていました😅全ての甘えには応じない看護師さんのあしらい方もなかなか面白かったです🤣
「注射痛いのよ、優しくしてぇ」
「シャワー上手くできないからやってぇ」
「こぼすからスプーン持ってきてぇ」
これはほぼ毎日聞こえてきてました😅


検査やリハビリなどに行く時、私は結構早い段階で点滴棒にしがみついてでも1人で行かされました。
ところがBさんとCさんは支えなしで歩けても必ず看護師さんや助手さんが付き添っていました。
毎日のシャワーの希望や予約も、私は自分で空き時間をチェックしてナースステーションまで出向いていましたが、BさんCさんは看護師さんが毎朝聞いてくれて予約もしてくれて時間になると呼びに来て連れて行ってもらっていました。

「酷い、私だけスパルタですかっ」といじけたこともありましたが、
のちのち分かってきたのですが、どうやらこれは
「頭がしっかりしてるかどうか」
が重要だったようです😅

毎日、BさんCさんにだけ質問されることがありました。
「メガネ、携帯、入れ歯(Cさんだけ)はありますか?」

「今日は何年の何月何日ですか?」
この質問にはBさん
「えっとぉ⋯に、にせん⋯2035年の⋯」
「アレアレ、だいぶ未来に行っちゃってるね」
つかさず看護師さんのツッコミ😅

そしてCさんは元気よく
「2024年4月32日です!」
「惜しい!32日はないのよ😭」
すぐに違うと否定しない看護師さん。素敵です👏

大変不謹慎ながら、このやり取りが私の密かな楽しみでもありました。
たまに正解すると
「合ってる!合ってる!今日は調子いいね!」と看護師さんも喜び、私は聞こえないように拍手を送っていました👏

実は私も1度だけ「今日の日付け」を聞かれたことがありました。
その日の日付けを即答したら、看護師さんが「えっ?」って言うので間違えたかと思ったら、
「ごめんごめん🙏💦合ってます!
反応が早すぎて私が答え考えてなかった」
って⋯看護師さーん!
質問してから答えを考えるんですかぁꉂ🤣‪‪‬‪
頭は大丈夫!認定されたのでしょうか、それ以来聞かれなくなりましたけど😅

基本的にはBさんもCさんも受け答えはしっかりされていて、それほど問題なさそうに見えましたけど、病状の説明も、退院や転院する時も頻繁に家族が呼ばれて説明など受けていました。

私は家族は呼ばれず、退院前の説明も全部1人で受けたので、色々後遺症はあるけれど、頭はしっかりしててくれて家族の手を煩わせずに済んで助かりました。

皆さん、元気かな🤫
Aさんはもうさすがに退院したかな
Bさんはリハビリ頑張ってるかな
Cさんは施設でしっかり甘えてるかな

私もがんばってるよぉー😊

以上、長くなりましたが
退院まで入れ替わることなく同じ時を同じ部屋で過ごした顔も知らない戦友たちでした。