今日は旦那と二人で、初めて一緒に自転車ドライブに行った。

ロクにちゃんとした夏もないまま(個人的な感想)冬っ気じみてきたタスマニア。

今日はとてもいい天気となり、もう今後何ヵ月も会えないであろう夏を満喫するため自転車ドライブにいくことにした。

ホバート中心地からクレアモントという少し外れの地域を結ぶ自転車道が通っているが、実際私は横目に見たことしかなく、本日初めて体験した。

中心地とは逆方向へ。

結構平らで、こぎやすい。

色んなタイプの自転車乗りとすれ違うのも面白い。

今日はこんないい天気やのに全身レインスーツにヘルメットというなかなか斬新なおじさんや、自転車に比べて体の大きさの比率がかなり見合ってないおじさんに出会った。

旦那は、「細い木の枝に止まってるインコのようだ」と言っていた。

かという私のヘルメットは旦那がだいぶ前に手にいれたものらしいけど、発泡スチロールの目のつまったバージョンの素材でできた、恐らく格安クオリティのものだろう。

格安ヘルメットであろうが何はともあれ、こうやって一緒に自転車でのんびり出かけることができてることに感謝。

タスマニアのコロナちゃんも少しずつ広がってきている模様。

世界中、半強制的にそれぞれが自分の巣に引きこもらざるを得ない状況になってきてる。

バイトの昼休みによく行くカフェレストランがある。

奥さんはマレーシア人、旦那さんは台湾人。
ほんとに素敵な人たちで、ご飯もすごく美味しいけど癒されるためにそこで休憩を過ごすことが多い。

その奥さんが先週言っていた。

「今年はネズミの年。ネズミは猫が来たら一目散に自分の巣穴へ戻って、再び完全に安全だとわかるまで引きこもる。

ネズミが率いる年なんやから、そういう年になる。

だから、今はそうやって内に内に、と過ごすのが一番いいんやで。

そして、ウイルスってのは常時存在している。でも、私たち自身がある時々に引き寄せてしまう。

なぜ、引き寄せてるのか、なぜコロナがやって来たのか私たち皆考えないといけない。

コロナは、人間がこれまで行ってきたたくさんのこと、ここまで地球を傷つけ、人間以外の動植物を傷つけてきてしまった私たちへの警告を伝えにきてるんやよね。

だから私たちみんな、ほんとに立ち止まって振りかえって考えないとあかん。」

そして奥さんは、自分たちもお店をそのうちしばらくクローズしないとだめかも。。ってつぶやいたので、

「小さいビジネスはみなさんきっと大変ですよね。」
って言ったら、

「でもな、健康とお金と、選ばないとあかん。。
もちろんお金大事やけど、健康には替えられへんからね。」

って言わはった。

収入が止まってしまうかもという不安が溢れる世の中、このとても小さいお店の奥さんの言葉はじんわり深~く胸に響いた。