GW2023沖縄旅2 | Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

6:00に起床、ツアーは初めから濡れてもいい格好で集合とのことだったので水着+ラッシュガードがわりのパーカーとスパッツを装着。前日にコンビニで買ったスパムおむすびを朝食にして、送迎時間の8:00までにチェックアウトする。


ロビーに降りるとツアー会社のお姉さんが来ていた。荷物はロビーに置かせてもらい、お姉さんの運転する車で出発。後部座席にはもう一組、家族が座っていた。


車はツアーの拠点になる泊フィッシャリーナに到着。ハテの浜へ向かうツアーはいくつもの会社が運行していて、港には様々なボートが停泊していた。同じツアーに参加する人たちがすでに何組か集まっている。お姉さんは別方向のホテルに泊まっている参加者の送迎に再度出て行った。その間に今回のボートのキャプテンからシュノーケル用具と撥水性のガウンを受け取る。船は屋根のないタイプなので、水しぶきがかなりかかるそうだ。




ツアーを申し込んだ時点ではハテの浜に上陸するだけのコースにしていたが、ハテの浜は遊泳区域が限られていること、同じツアーの他全員がシュノーケルポイントでのシュノーケルを申し込んでいることを前日の電話で聞いて、やっぱり後悔したくないとシュノーケルつきにアップグレードした。料金は3500→6000円にアップ。それでも他のツアーより安め。




全員が港に揃ったところで船までご案内。船は本当に屋根がなく、中に木の長椅子が2脚並んでいるだけのボートで、出発すると揺れで海の中に吹っ飛ばされそうになる。水しぶきが容赦なく飛んでくるのでガウンの下にスマホを隠してガードする。持ってきた手荷物は濡れないように貨物室に入れてしまったが、サングラスと日焼け防止用のマスクをその中にしまったままだったのを後悔した。


ハテの浜に向かう途中にも離島がいくつかあり、お姉さんが説明してくれる。港を離れてすぐにくぐった橋で繋がっているのは奥武島。その他、1世帯だけ住んでいる離島でそこの小学生の子供は毎日お父さんの船で通学してるというエピソードや、あの市橋容疑者が潜伏していた島も目の前に。こんなに近くにいたのに誰も気付かず懸賞金取れなかったと仰っていた。船の先頭で立ちながらウミガメを探すお姉さんの頼もしいこと。




やがて視線の先に真っ白な砂浜が見えてきた。ハテの浜に到着だ。このツアーが到着するのは観光地としていちばん整備されてる中の浜。といってもこの時期はまだ何もなく、トイレがぽつんとあるだけ。浜辺にパラソルはいくつか並んでいるが、別会社のものなのでもし借りる場合(13000)は連絡とりますとのことだった。




今日はこれから引き潮で水位がどんどん下がって行って景観が悪くなるので、泳ぐより先に散策した方が良いですとのことだったのでさっそくお散歩に出かける。まだ他のツアーは上陸していないので人は少ないが、同じツアー客が画角に入らないように場所を変えたりじっと待ったり。水陸両用の靴を履いてきたので波打ち際ギリギリを歩いて飲み込まれてもへっちゃらだが、小さな島と言えど砂浜を歩くのはけっこうしんどい。




遊泳区域は上陸した側のごく一部の囲まれた場所だけ。狭い浜なのにその反対側は全く表情が違って、誤って転んだら攫われるんじゃないかと思うほどの激しい波が打ちつけていた。


スタート地点に戻る頃には他のツアーの船も到着して、続々と人が降りてきた。遊泳区域にいるのは子供連ればかりで、ここで泳ぐ気にはなれない。もう歩き回るのもしんどいので砂浜に座って海を眺めていた。風が強く、別のツアー参加者の浮き輪が遊泳区域外の沖へ流されてしまった。


シュノーケル申し込まなかったらみんなが行ってる間この浜でお留守番だったので、申し込んでよかったな。なお電波は通じるのでパラソル借りればボケーっとスマホ弄ってることもできるかもしれない。


浜散策は9:50まで。船に乗り込み、シュノーケルポイントに向かう途中で先ほど流された浮き輪発見!最前列にいた私が拾い上げてちょっと達成感。ツアー会社のお姉さんが「先ほど浮き輪流されたのってそちらのお客様ですかね?」と浮き輪の持ち主の参加するツアー会社に電話して、拾ったので港に持ち帰りますーと報告していた。知床の事故思い出しても、ツアー会社同士の連携って重要なんだなと改めて思う。




シュノーケルポイントに到着。男性スタッフが海にパンの耳をちぎってバラまくと魚がたくさん寄ってくる。シュノーケル、10年前に石垣島で1度やったのみなのですっかり忘れていて、最初のうちはこんなに呼吸できないもんだっけ?と普通の水泳時並みにしか水中に顔をつけていられなかったがだんだん慣れてきた。ベストを装着しているので何もしなくても浮くし楽。そういえば10年前はウミガメおいかけて潜ってみたりもしたよなーと思い出し、終盤はベストを外して挑戦。が、そういえば私は潜水がドヘタでお尻から浮いてきちゃうんだった


そして改めて思ったが水の中って体力消耗する。もし漂流することになったら長時間持たないなと身をもって実感したので、本当に事故には気をつけたいし、気をつけてもらいたいな。


みんなが少し早くシュノーケルを切り上げてしまったため、元々出発が早まったのもあり予定よりかなり早くツアーが終わってしまった。すでにゲストハウスをチェックアウトしてしまっているのでずぶ濡れのまま戻るのは申し訳なく、他のホテルからの参加者を先に送りに行っている間に休憩所のトイレで着替えた。


宿に戻り、荷物整理と充電をしつつこの後の予定を練る。本来は戻ってくるのが13:00過ぎぐらいを想定していたので、宿の周辺でご飯お茶休憩して16:45発の飛行機に合わせたタイミングで運行しているバスで空港に向かうつもりだった。が、まだ12:00前。時間が空き過ぎてしまった。


お昼ご飯を調べていると本島の沖縄そばとは少し違う久米島そばというのがあるらしく、そのおすすめにどのサイトでも「やん小〜(ぐゎ〜)」というお店が載っていた。ここから6㎞はだいぶ遠いなぁバスを調べると約30分後に出て、その後空港へ向かうバスは元々ここから乗ろうと思っていたもので良いようなので、30分待つか


と、ゲストハウスのオーナーさんがロビーに来たのでお昼のオススメを聞いてみると、「やん小〜っていう久米島そばのお店が最近マツコ・デラックスの番組に出たんですよ」とまさにピンポイントで目星をつけてたお店の名前が出てきた。「これから港に着くお客様を迎えに行くので、お店まで送りましょうか?」とこれまたラッキー!バスを待つことなくお店に直接行けることになった。


オーナーさん曰く、久米島のそばは普通の沖縄そばよりもっちりしているそうで、久米島の人は「そば」といえば久米島そばなので他はちょっと物足りないのだそうだ。


オーナーさんは先程も別件で車を出した際に店の前を通ったそうでその時も並んでたけどそばだから回転は早いからと仰っていたが、着いてみるとけっこう並んでるーー!が、時間はたっぷりありすぎるので無問題だ。オーナーさんにお礼を言い、最後尾に着く。




そばだから回転が早い、の言葉とは裏腹に列の進みが意外と遅い。見てる限り相席とかはさせてないみたいだから入れる数が少ないんだな。周りの会話を聞いていると観光客よりも地元民の方が多そうで、私の後ろについたご一家はワンちゃん連れだった。近くのお店のおかみさんが現れて、「みんな暑い中で大変だから」と氷を袋に入れて配ってくれる。そこにやん小〜のオーナーさんも「みなさんお待たせしてすみませんね」と出てくると、「あら有名人が来た、あとで写真撮ってもらわなきゃ」とか「男前に映ってたわよ」と並んでるお客さんにいじられている。ああ、地元民の交流微笑ましい。そして今並んでいる最後尾に「完売」の札が立てられたのだった。




30分以上待ってようやく店の中に入れた。並んでる列からは外にある2テーブルが見えていたが、案内された店内も3テーブルのみ。そりゃ回転遅いわ。三枚肉のそばはもう終わってしまったとのことで、味噌もやしそばを注文。味噌味というのも久米島そばの特徴らしい。食べてみるとあんまり味噌感はなくあっさりしたスープ。手打ち麺の歯応えと細めの島もやしのシャキシャキが食べ応えある。10年前にも思ったけど、沖縄のそば、好きだなぁ。都内でも食べられるとこはあるけどわざわざ行かないから、10年越しに再会できた気分だ。


ゆーっくり食べても14:00過ぎには食べ終わってしまった。まだ2時間時間があるけどどうしようかねえ。並んでいる後ろにカフェはあったが、飲み物だけみたいだから持たないしなぁ。また周辺のお店を調べてみると少し歩いたところにかき氷が売りのカフェがあるらしい。かき氷も溶けちゃうから長居するには向かないけど、とりあえず行ってみるか。




やん小〜を出るとまず近くにあるバス停を確認。空港行きのバスは16:01に来る模様。目的のカフェ、ちいどぅ処福屋は地図上は徒歩5分になっているが、大通りに出て坂を下るので帰りがしんどいパターンだなこれ。




中はスイーツとお土産やさんにカフェが併設されてる作りで、中にいるお客さんは皆地元の方のようだ。マンゴーのかき氷とかカラフルなくまさんとかに来なる氷はあったのだが今その気分じゃないなあ。沖縄らしいものだと黒糖ぜんざいとかあるがそもそもぜんざいがあまり好きではない。結局コーヒーゼリーにして、コンセントの近い席で充電しながらいろいろスマホいじってたらむしろ時間が足りないほどで、15:50過ぎに慌てて店を出たのだった。




バスの到着時間には間に合うように戻ってきたが、時間になってもバスが来ない。こういう時不安になるな。しかし5分ほど遅れてバス到着。その分空港への到着も少し遅れたが、小さな空港なのでついてすぐチェックイン、保安検査場を通って飛行機に乗り込んだのだった。


那覇空港の到着ロビーにつき、ひとつ上の2階に上がってゆいレールで今回の宿を目指す。空港が街に近くて移動が楽だ。


那覇の宿は超安いゲストハウスとその倍以上の値段がするけどちゃんと部屋にバストイレあるし写真見て内装が気に入ったホテルで悩んで、結局内装とアクセスで高い方を選んだ。バスツアーの集合場所が徒歩圏内だったのが大きかった。




那覇空港から5駅、旭橋で下車。久米島から来ると那覇はめっちゃ都会!大きなビルに全国チェーンのお店、地方に来たことを忘れそうだ。




10分強歩いて今回の宿Kohala Hotelに着いた。名前の雰囲気通りハワイをイメージしたディスプレイが並ぶ。建物は普通のマンションで、1Kの間取りにバストイレ別の水回り、洗濯機、乾燥機もある。青を基調にしたリビングもおしゃれ。久米島で濡れた水着をすぐ洗えるの助かるー!


睡眠時間が足りなすぎて遠くまで出歩く気になれなかったのでこの日は部屋で食べようと決めていた。フロントで近くにあるスーパーを聞いてみると、県庁前駅の手前にあるパレットくもじというデパートの地下にスーパーとお惣菜売り場があるという。ちょうど明日の集合場所もパレットくもじなので、下見がてら行ってみることにした。




パレットくもじの向かい側に沖縄県庁があって建物がめっちゃかっこいい。パレットくもじの中にGODIVAがあって前からトライしたかった抹茶のソョコリキサーのバナーが出ていたのでここで行ってしまおうと思ったが、ラストオーダーが18:30でもう過ぎていた。GODIVA都内だとわざわざ出向かないと行かない位置にあるから、最終日にここで行っとこうかな。




地下でお酒とおつまみを買い込んで宿に戻った。フロントに言うと調理用品を貸してくれる。とある演出の都合上ベランダで撮影しているが実際には部屋で食べた。なおビールはお土産用で私は泡盛を飲んだ。