ゴールデンカムイスタンプラリー2022-23 第六弾2 | Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

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中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

網走2日目。前日は宿に帰ってきたのも早いしお酒の量も(自分的には)かなり控えたので夜も朝も余裕があった。11:00のおーろら号に乗るために10:45頃にターミナルのある道の駅に集合と連絡を貰っていたため10時台のバスに乗ろうと思っていたが、エアポートライナーはバスのフリーパス対象外だった(網走バスの空港線は乗れるが既に行った後)。歩いても20分くらいのようなので、ホテルに荷物を預けた後徒歩で向かう。




ホテルと道の駅の中間あたりにバスターミナルがある。帰りは空港まで座って行きたいので、駅前のターミナルではなく始発のここから乗っていこう。


ホテルは素泊まりなので道の駅に向かう途中で朝ごはんしようと思っていて、ミスドがあったのでそこに入ってしまった。




10分ほどでパパっと食事を済ませて道の駅へ向かう。川沿いの道の先に船着場が見えてきた。道の駅は砕氷船に乗る人でごった返していて、乗船口はツアー客で長い行列ができている。窓口で予約している旨を伝えてチケットを購入。流氷は風向き等で行方が変わるので船に乗っても見れるかはわからないということだったが、案内板によると今日はどの時間帯も流氷アリになっていた。




乗船は既に始まっていて、船内の席は満席だったので2階の甲板のサイドを押さえて下船までそこを動かないことにした。船が走り出す前から、オホーツク海へと繋がる網走川には薄くて丸い氷が浮いている。船が動き出すと川沿いにある流氷ガラス館のスタッフたちが手を振って送り出してくれた。


暫く海の上を進むとまもなく流氷地帯に入るので速度が落ち、揺れることもあるというアナウンスが入った。その言葉通り船の速度が落ちると、サイドの甲板から見下ろす海はごろごろ流れる氷の塊に覆われた。




船にぶつかってゴロゴロと踊る氷、大きな塊にヒビが入って水流によってその裂け目が見え隠れし呼吸しているように見える氷、流氷たちの表情豊かなこと。




また氷の塊が積み上げられたところは下の部分が青く透き通っていて、前に見てずっと憧れていた冬のバイカル湖の景色に似ている。この氷もアムール河から来たんだなあと今は行くことができないロシアに思いを馳せる。


ひっきりなしに人が来る甲板で写真を撮りまくっているうちにいつの間にか船は迂回して復路に入っていたようで、徐々に氷の密度が薄くなっていった。最後に船内の見学でもしておこうと中に入ったが早くも下船待ちしている中国からのツアー客で通路がぎゅうぎゅうに塞がっていて身動き取れなかった。


1時間のクルーズを終えて岸に戻ってきた。お昼は道の駅の2階にあるフードコートで網走名物のサーモンのザンギとか食べようかなと思っていたが、まだしっかり食べるほどお腹に空きがないので先に次の見学へ行くことにした。





次の場所はスタンプラリーの対象スポットになっている網走市郷土館。道の駅からだと15分ほど歩いて山を少し登った所にある。




中には網走近郊の陸海空に生息する動物たちの剥製があったが、やっぱり海獣かわいいなトドがでっかくてかわいい。その他これから行く予定のモヨロ貝塚の紹介や網走のアイヌの生活などが展示。




それから期間展で昭和の網走を紹介していたが、こう見ると昭和ってほんと既に歴史の中の世界なんだなーと遠い目になってしまう昭和生まれ


休憩室でスマホを充電しながらお昼ご飯をリサーチ。この後は網走川を渡ってモヨロ貝塚に行く予定で、その中間地点にある繁華街のどこかで食べれたらいいな。




調べてみるとステーキと海鮮丼というわけわからんセットが格安で食べられるホワイトハウスというレストランが人気なようなので向かってみたが、売り切れなのかHPの表示よりも早くランチタイムが終わってしまっていたまあ14時過ぎだしそうだよね


この周辺が網走の歓楽街のようだが、ほとんどの店がシャッターが閉まっている。やばい、これではランチ難民になる。道の駅まで戻るのは遠いしどうしようかと思っていると、前日に地図を見て名前だけ気になっていたスプートニクというカフェが近くにあって営業していた。




普通にパスタランチになっちゃったけどいちおう網走牛を使ったボロネーゼにしておく。


15時ごろに店を出て次の目的地、モヨロ貝塚館へ向かう。ここからだと川を渡って徒歩15分ほど。




モヨロ貝塚とは、アイヌ時代よりも前に栄えたオホーツク文化に生きたモヨロ人の遺跡なのだが、現在は遺跡があった場所自体は雪に埋まっている。




隣接する資料館、モヨロ貝塚館を見学。モヨロ人=アイヌの先祖なのかと思ってたが確実にそうでもないみたいで、海辺に住んでいたモヨロ人たちが内地に移動することで擦文文化と混ざり合い、後のアイヌ文化へと変貌していったようだ。モヨロ人たちにも熊を祀る文化があったり、アイヌと似た部分を見ることができる。骨格からすると頬骨が出ているという資料を見てカザフ人みたいだなと思ったり。




そしてこのモヨロ貝塚を発見した米村喜男衛氏、本業は理髪師で考古学は独学という素人だったらしくそれもすごいな


閉館時間は16:30とのことだったが、予定している航空便に合わせたものより1本早い17:15発のバスに乗ろうと思っていたので早めに出た。徒歩でホテルまで戻り、荷物を整理してからバスターミナルへ。


しかし、昨日会いそびれた友人からの連絡によるとJALの羽田発が飛び立てず網走着が遅れるので、その機体で飛ぶ羽田便が大幅に遅れそうとのこと。AIRDOはこの時点では連絡は来ていなかったが、空港に着いてみると予定より55分遅れになっていた。




急に時間が空いちゃったのでお土産買ったあと、お昼に食べ損ねた海鮮を食べようと空港内のお寿司屋さんへ。お値段がなかなかするので厳選した3貫だけ食べた。そのうちにJAL便の友人も空港内でレストラン入ったというのでそちらに合流。2日間すれ違いまくっていたがようやく会えた。15分だけお茶して、先に飛ぶAIRDO便の私は搭乗口へ。







こうして金カムスタンプラリーは全行程を終えたのだった。47スポット中27スポット、AR8人全制覇。有休も使わず土日祝だけ、公共交通機関だけでよく回ったなあ。毎月北海道に飛ぶの航空券代がかかりすぎたので、次回があってももうやりません()と言いつつ、函館はリベンジしたいし今回諦めたところも色々あるからまたチャレンジしちゃうかもしれないな



↓最後だしと思って食べていいオソマと月寒あんぱんお土産に買って帰りました。おすすめ。