2005年、梅の季節に生まれた小さな命は、
2019年、桜が散るころ静かに幕を閉じました。
2年前血液の病気になり、抗がん剤とステロイドで一命をとりとめた小梅。食欲もあり、元気に過ごしていましたが、ここ数ヶ月は呼吸が苦しそうで、高濃度酸素室の中で過ごす時間も増えていました。
一日4〜5回失神、失禁を繰り返していたので、その日が来ることは覚悟していました。
小梅は突然わたしを一人ぼっちにしないよう、心の準備期間をくれました。後悔しないようにやれることをやり、ありがとうを伝える時間を与えてくれた小梅に感謝です。
いま小梅は私の腕の中にいます。息はしていないのに、身体はあたたかいのです。でもあのうるさいイビキは聞こえません。最後の夜を、二人でゆっくり過ごしたいと思います。
お転婆で勝気で甘えん坊の小梅は、これから虹の橋を渡ります。小梅を可愛がってくれた皆さん、本当にありがとうございました。