ホテルのソーイングセットが、我が家にいくつかあります。持ち帰っても良いとされるアメニティは、自分へのちょっとしたお土産。
針に各色の糸が通してあって、家で使うにも便利ですしね!
昔からよくホテルを利用するうちに、変化に気付いていました。
ソーイングセットを備えてあるホテルが減ってきたこと。ソーイングセットに限らず、アメニティがどんどん簡素化されていること。
一人分ずつ小瓶に入ったシャンプーやボディソープではなく、詰め替えボトルを置くのはすでに当たり前になっているし
トイレットペーパーやタオルの交換も
無駄なくお願いします、とのお願い書きをよく見かけますよね。
それを見て、「せっかくホテルに来たのにケチくさい」とか「寛げない」と言う人はいない時代です。星の付くホテルでさえも、エコもステイタスのうち・地球に対するホスピタリティといった印象。
週末は、都心のホテルで1泊しました(星は付かないホテルですが)。ホテルのアメニティが減って当たり前と感じる部分は
家庭での「節電ライフ」と、どこか重なる気もしました。
使わないコンセントを抜いて待機電力をセーブしたり、余計な照明を消したり。今だけでなく、「当たり前」になっていくのかも。
もちろんホテルの備品と、家庭や社会における電気を同一には語れませんが
当たり前だったことを
「違う当たり前」に変えられるコトが、まだきっとあるはず。
じゃあ何ができるか、という答えはまだ見つからないけど
とりあえず客室が寒かったので、室内でもストールを巻いていました。アクセサリーのように華やかなマリアーニのレースストールと、&LOVEのグレーのふりふりワンピで1泊コーデ。
震災前の「当たり前」の景色に戻って欲しい町がある。
でも別の街では、新しい「当たり前」が始まる時なのかも。
そんなことを考えていた、ホテルステイの週末でした。