普通に出社したら、急にそのまま1週間の出張!下着程度の着替えならコンビニでも揃う、今の時代をありがたく感じます。
***
出張先は政争のマチでした。選挙関連の取材のため、本社から3時間ほどの地方都市に腰を据えて行って来いとの命令。日帰りもできる距離ですが、ネタは夜に動くもの。「裏会合」とか。
そういう仕事ですから、通勤用のハンドバッグ一つで急な1~2泊は平気になっていました。しかし、さすがに1週間は初めて!
まだコンビニが全国に行き渡っていない時代の地方都市です。さて、着替えはどうやって調達すべし?街頭取材の合間に…
駅前デパート(という名の洋品店?)に駆け込んだ私。下着とストッキングの他に、ふと見ると5千円でスーツが!
ササっと試着をして、私はそのスーツも買いました。今はもう処分してしまいましたが、肩パッドがガッツリ入って、金ボタンがまぶしい(当時で言うイマドキな)ボディコンミニの紺色スーツ。
似合う!テレビ映えもバッチリ!しかし…
そこはやっぱり5千円。裏地の素材はゴワゴワで最悪。それでもとにかく着替えが揃ったところで1週間を乗り切りまして…
出張から戻ったある日、私はそのスーツをお直しに出しました。裏地の張り替えを頼んだのです。5千円のスーツに…
張った裏地は2万円。キュプラだったかベンベルグだったか、とても肌触りの良い裏地でした。その後しばらく私の最高の「勝負スーツ」として、画面にも何度も登場したスーツでありました。
どんなに内容があっても絵(映像)にならないものは、テレビ的には価値が低い。それも一理あります。映像で見せてこそ。
だけど…映像にできない裏会合の「オフレコ」の一言の中に、真実がたくさんありました。そのニュアンスを掴んでいるかどうかで、表の映像の構成さえも変わることを学んでいった頃でした。
裏も大事ですネ!
***
ちなみに…真っ黄色など原色や、真っ白なボディコンスーツ(某・仕分け人風)も好んで着た仕事着でした。私のコーデの原点でもあります。その分、退職した今はうんと着心地が優しくて
ふんわりした色や、フリフリの服に癒されているのです♪
次回スリムブログ、いつかまた折をみて。