さすがビジネスマン。
まるで貧困ビジネスのような手腕で大統領選の勝利を得たドナルド・トランプ氏でしたね。


私の職場は昨日は、一日中ニュースを流して投票結果を見守っていましたよ。

一夜明けた今日も、トランプショックは冷めません。



トランプ当選を知り、涙にくれるレディ・ガガ


文化人、エリート層があれだけアンチトランプの声を上げたのに、
トランプ派である格差社会の底辺、貧困層が勝利したということ。

この選挙結果は、
「物を考えぬ国民の頭数」は「物言う国民の声」よりも強いことを世界中に印象付けました。


”数“が教養や正義に勝るって、恐ろしいことですね。


アメリカ人の同僚の言葉が重いです。


「この問題は、知識層が貧困層のインパクトを無視してきたことにある。

サブプライムローン、テロリスト集団、イギリスのEU脱退、そしてトランプ当選を決定付けたのは全て社会の底辺層による数の暴動だ。

遅かれ早かれ、日本や他国でも同じように底辺層を操って票を得る人間が現れる。

アメリカよりも痛手を負う国がきっとある」



シェールのツイート
トランプ氏を絵文字で表現。



■日本にトランプ氏を生まないために


日本も格差社会ですから、トランプ氏の当選を対岸の火事だと思っていてはいけません。

ピラミッドの底辺層の人々の「数」は脅威だと知るべきです。


今回トランプ氏を「野蛮」「非常識」と切って捨てた人々は、まさか自分がマイノリティになるとは思ってもみなかったでしょう。



トランプタワー前で抗議するレディ・ガガ
偶然停まっていたゴミ収集車に登る。


ですが、世の中にはエリートよりもそうじゃない人の数の方が多いのです。


彼らにはまず、「トランプはあなた方貧困層の敵なんだよ!」
「貧困ビジネスとは、貧者を貧者のまま飼い殺しにすることだよ!」
というところから教えなきゃいけなかったんですね。


【貧困ビジネス】
貧困層をターゲットにしていて、かつ貧困からの脱却に資することなく、貧困を固定化するビジネス
Wikipedia



今回の選挙結果、アメリカ人は苦い思いをしたでしょう。

ですがこの先、政治家もビジネスマンも、貧困層の数の力を無視しないでしょう。


そう考えると、今回当選したのがトランプ氏だったのは不幸中の幸いかもしれません。


もっと頭が良くて、もっと悪い人がこの戦略を使っていたら…((((;゜Д゜)))コワイ~


人は失敗から学び、対策を考えることが出来ます。


この先、物言う層の声が、
物を考えぬ人々の票に潰されることが無くなりますように。


トランプはただ数を操ったに過ぎず、
アメリカ人の良識を代表して選ばれた訳ではない

と言い切れる世界になりますように。



Huffpost
マイケル・ムーアが投稿した「選挙に負けた今やるべき5つのこと」、16万人以上がシェア


ボウリングフォーコロンバイン、
華氏911の監督、マイケル・ムーア氏のFBより。

デモにも参加なさったようですよ