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 ドーハからブエノス・アイレスまでの飛行機の中で、どうやら風邪を引いてしまったらしい。体調が優れないまま、現地時間1121時にブエノス・アイレスの空港に到着した。日本でも滅多に風邪をひかないのに、なんというタイミング。
 アルゼンチン流、風邪の治し方みたいなものがあるかと思いきや、(日本だとお粥を食べるみたいに)、特にないそうで、普通に薬を飲んで寝るだけ。海外で一般に言われる、紅茶を飲むというのは共通しているみたい。

 

 昨日は丸1日寝込んで、日曜日の今日は薬を買いにようやく外へ出た。春を感じさせる爽やかな風と眩しい太陽の中を少し散歩。冬のアルゼンチンしか知らない私は、風が強くて寒いというイメージしかないので、どうも穏やかな気候がアルゼンチンらしくないと感じてしまう。私が滞在しているのは、前回と同じマウリシオというアーティストの家。変わったことといえば、彼に可愛らしい彼女ができたことくらいだろう。

 家はめまぐるしく開発が進むプエルト・マデーロという地区にある。3年前の工事中だった建物はほとんど建設が終わっており、見事な高層ビルが立ち並んでいる。さらには新しく無料のレンタルサイクル施設ができていたり、よくランしていた自然公園も、改良されてとっても綺麗になっている。
 こんな街つくりに取り組んでいる、ブエノス・アイレスの市長、マウリシオ・マクリさん。今回の大統領選挙に出馬するので、結末も気になるところだ。

 

 久しぶりのアルゼンチンに気分は高揚し続けるが、まずは風邪を治すことを優先して、ブエノスアイレスでの滞在を満喫したいと思う。

ERIKO