6/18/15

 
 国際経済フォーラムで賑わっているサンクト。街のあちらこちらに警察が立っている。我々外国人は度々呼び止められ、滞在登録証、パスポート、ビザ、税関でもらった紙を提示しなければならない。日本も外国人に対してそうしているが、「ロシア語が話せない」と英語で言うとすぐに解放されるというところまで似ている。

 いろいろな国を旅してまたロシアへ戻ってきたが、改めてここで生活していくには、ロシア語が話せなければ悲劇だと思う。人は冷たく見えてしまうだろうし、地下鉄の切符さえも窓口で購入できない。(私が初めて地下鉄を利用した時も切符が買えず、家まで戻った覚えがある)私たち学生は学生証を見せれば、いろんな施設で割引してもらえるのだが、それも窓口で対応するおばさまの気分次第。決まりがあっても、その時の私の気に入られ方で値段が変わってしまう。ラテンの国もそうだが、そういった人間的なところが、私がロシアにまた訪れたいと思う理由の
1つだ。



                    警察官たち

 月曜から始まった学校は以前通っていたのと同じDerzhavin Institute。ここは海上保安庁のロシア語研修にも使われている学校で、先生のレベルがとても高い。当時教えてもらっていた先生たちもまだ働いていて、久しぶりの再会に心から喜んでくれている。学校のシステムなどは変わっていないが、来ている生徒の出身国が変わったなと思う。昔はイタリア人とドイツ人、日本人が大半を占めていたが、今はアメリカ人がたくさん来ている。イタリア人のように仕事で必要だからという理由ではなく、趣味でとか、ロシア語が好きだからというのがほとんど。

 ロシア語はシステマチックで数学みたいな言語だが、
1つ法則があれば、10例外があると言われるほど複雑で一筋縄ではいかないし、何度も約束を裏切られるような気分になる。かと言えば、進行形などの細かい動作を表す表現がなく、極端ではっきりしている言語で究極にシンプルなところもある。学校はテストでクラス分けされ、私は今、中級クラスにいる。宿題の量も多く、この一週間はほとんど家と学校の往復で、勉強をしているとあっという間に夜になり、ベッドになだれ込む。
そんなこんなでブログもなかなか更新できていませんがお許しを。。。


ERIKO

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