
元旦の大神山神社前
今年の幕開けは、2013年の大晦日に大山へ登る予定が、天候が優れなかったため、大山の麓にある大神山神社へ松明を持っての参拝からスタートした。
自然石では日本一長いと言われる700mの参道は、雪こそかいてあるものの、踏みつけられた新雪の表面はまるでスケートリンクのようで、何度も滑って横転し、いくつも膝に痣をつくりながら、なんとか参拝して下山した。
親子三人で、年明けから涙が出るほど笑い、翌日には「身体が痛い」という両親だったが、私は腹筋が筋肉痛になるほどだった。
大神山神社は、私が鳥取県内にある中で、一番好きな神社である。
何年か前に初めて参拝した日は、霧に包まれ、日本最大級の権現造りにかかる御幕が何とも言えない厳かな雰囲気を醸し出していた。
大山はもともと「大神山」、「大神岳」と呼ばれ、中国地方にクラス人々の信仰を集めていた霊峰である。大人になり、山や周囲の文化の歴史を改めて知る度、山に対してこれまでとはまた違った感情が投影される。そこに在るものは変わらないはずなのに。
先日は、チリ大使館主催の「グロリアの青春」の試写会を見に行った。
ベルリン国際映画祭 銀熊賞主演女優賞を獲得した、女優のパウリーナ・ガルシアさんも来場し、トークイベントも行われた。
第二の人生を妥協しないグロリアの青春を描く映画は、リアル感のあるカメラワークや描写が細かく、ラテンの映画特有の雰囲気を醸し出していたように思う。
試写会が終わった後のパーティーで、パウリーナさんとお話させてもらったが、綺麗で母性を感じる方だった。
チリの後はブラジル。
アンドレ・アランニャ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使が新しく着任され、その歓迎レセプションにお邪魔した。
会場はペニンシュラホテル。来客の顔ぶれもとても豪華で、アントニオ猪木さんなども見かけた。
来賓と大使の挨拶に1時間、それが終わると挨拶回りと名刺交換で、食事もほとんど食べずじまいに終わってしまった。
偶然居合わせた、日頃からお世話になっている日本ブラジル中央協会の小林さんに、「社交場は何をするところなのか」を色々と教えてもらいながら、あっと言う間の2時間だった。
「西欧の贅沢な社会では、娘が15歳になると『娘が大人になりましたから社交界に入れてください』とパーテイーを開くんです。その娘と父親が皆の前でワルツを踊って紹介する。それをデビュタンーと言いますが、今日は孫娘を社交界にデビューさせたような気分です」と、精力的に色んな方を紹介して下さった。
本当に世の中には知らないことがありすぎる。学ぶことさえやめなければ、当たり前の風景も、新しい景色として見る目を持つことがきるのだと思う。
☆ お知らせ☆
1月25日に、Bar Mirai南極観測料理人レストランで行われたイベントは、お陰様で満員御礼の大盛況でした。新しい出会いもあり、とても楽しいイベントでした。主催して下さった、マスターの篠原さん、サポートして下さった、SURTREKの武内さん、そして足を運んで下さった皆様に改めて感謝申し上げます。
☆ 告知☆
2月8日に鳥取県米子市で行われる「鳥取創造まつり2014」の分科会にて、「世界へ!一歩踏み出す勇気!」と題した講演会と、高校生を交えてのパネルディスカッションに参加致します。どなたでも参加可能ですので、ご都合のつく方は是非ご参加下さい。
ERIKO