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知人から紹介を受けた、グアテマラ交響楽団団長のマルビン・アーダニー・ロペス・アルバルドさんに出会った。
『●さんからの紹介で~』と連絡をすると、すぐに演奏会と自宅に招待してくれた。
今日の演奏会は軍隊候補生の教育の一環として行われ、聴衆は私とペドロさん以外きっちりとした制服に身を包む軍隊の人達だった。
グアテマラの徴兵制度は1996年12月21日に終了し、現在は希望者のみが入隊している。
マルビンさんの計らいか、開会の挨拶の際、『今日は日本からお客様が見えている』と代表者が話し、一斉に彼らの視線が私に向けられた。
演奏曲はブラームス、ベートーベン、チャイコフスキーなど10曲。日本にいる時は頻繁に出かけていたクラシックコンサートだったが、ラテンアメリカで聴くのはこれが初めてとなった。
団長のマルビンさんは、国内や中米はもちろん、5回の来日経験があり、東京・神奈川・広島シンフォニー、NHK交響楽団などでコンサートを行っている。
『お酒は何が好き?』気さくで陽気だが、相手との距離をよく見ている謙虚な人である。
『友達が働いているビール工場を案内するよ』
Cerveceria Centro Americaは、兄弟であるマリアノとラファエルによって立ち上げられた、中南米初のビール産業が行われた会社で、今年で127周年を迎える。この会社の目玉商品はなんといっても“Gallo”(ガジョ)。グアテマラ一のビールとして国民に親しまれており、フランスのMonde Selecciónで何度も金賞に輝いている、まさにグアテマラ人の誇りと言っても言い過ぎではない。
中南米では国によってビールを常温で飲む国も多いが、グアテマラは日本同様キンキンに冷やして飲む。係のミゲルさんが、市場に出ているビールを試飲させてくれた。
Galloは辛口のビールで、その他にライトや黒ビールなども出している。
私は普段ビール党ではないので、味の違いはよく分からないが、ホップは体へのリラックス効果があるなど、ビールについて色々と勉強になった。
色んなビールを試飲させて貰いました。
工場のバーで十分寛いだ後、マルビンさんの自宅で昼食をごちそうになった。
『日本人だからこってりしたものでなく、優しい味のものにしました』
気を使ってくれた奥様は、野菜中心のスープを作ってくださり、5歳の娘さんはバイオリンの可愛らしい演奏を聴かせてくれた。
夕方は“Prensa Libre”というグアテマラ大手の新聞社の取材を受けて、渋滞を避けるため早めに帰宅した。
いつも通りがかるホテルVista Realになんだか大勢の人だかりができている。今週の土曜日に行われるアルゼンチンとグアテマラのサッカーの試合で、メッシやその他の代表選手が宿泊しているとのこと。
試合が行われる時には、私はまた違う町にいるのか・・・
☆El Plato del Hoy 今日のご飯☆
Pan con frijoles パンとペースト豆 朝ご飯や夕食によく食べます。あんぱんみたいですが、豆なので決して甘くはありません。
ERIKO
ERIKO