
空港まで送ってくれたシルバナさん一家
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朝早くに仕事と学校へ向かう家族に別れをし、お礼のプレセントと手紙を渡した。パッキング中、荷物が重くなってきたので郵便局で送ろうと思ったが、思いのほか送料が高かったので一部だけ送ることにした。
使わせてもらったルイスの部屋を片付ける。荷物で狭く見えていた部屋が急にがらんとし広く見える。
マンションのポーターのおばちゃんにさよならを告げに行くと、揚げたてのプラタノ(バナナ)を食べさせてくれた。
コロンビアに到着した初日に迎えに来てくれたシルバナさん一家が空港まで送ってくれる。国内線のプエンテ・アエレオ空港はエルドラド国際空港の手前にある。
『これビルマから預かったプレゼントとドゥルセ・デ・レーチェ』
先日シルビアさんの妹を訪ねた時、一緒にいたクラリネット奏者のビルマさんが書いたポエムの本と私の好きなキャラメルプリンを手渡してくれた。一度しか会ってないのに覚えていてくれて嬉しかった。
チェックインを済ませ、搭乗ゲートの手荷物検査を行っていると、リュックの中を開けるようにといわれた。『何も入ってないはずなんだけどな~』ぎゅうぎゅうに詰めた荷物の底にVICTORINOXのナイフが潜んでいた。結局追加で荷物料金100,000ペソ(約5000円)を支払った。
到着すると、こちらでコーディネートをしてくれているアントニオさんの友人家族が迎えてくれた。体温は一気に温かくなり、車内では冷房がかかっている。
彼らは今日から滞在する70km離れたバランキジャまで送ってくれた。窓から見る景色は、道路が舗装されていなく、小さな店が立ち並ぶ、いつか見たカリブの町の景色そっくりだった。
ジュリーさんの家で食べたマンゴー 塩を付けて食べるのが美味しいのだそう
アントニオさんの友人、ジュリーさんの家でエンパナーダとマンゴーをごちそうになり、スケジュールの確認などをして、今日はひとまずアントニオさんが働いている関係のアパートに泊まらせてもらうことになった。
リビングでは2人のドイツ人女性がギターを弾きながら歌っている。ここで教師として働いているそうだ。
景色も行き交う人もボゴタとは全く異なる同じコロンビアにある町、バランキジャ。どこかで感じたことのあるようなカリブの風がヤシの木を揺らしている。
ERIKO