警察署前からの美しい眺め


 予想外の事故で、当初の予定より1週間以上長く滞在しているグレナダ。毎日警察署と病院の往復を繰り返している。
まだ松葉杖なしでは歩くことが出来ず、傷口もかなり痛む。
セント・ジョージ大学の先生達からまだ渡航には適してないと判断されたため、本日予定していたセントルシア行きは泣く泣く見送ることにした。
セントルシアで待ってくれていた家族と、カリブ海を中心に協力をしてくれている
ハシモト・コーポレーションさんには、申し訳ない気持ちでいっぱいである。

 LIAT
航空のチケットを変更するため、空港へ行き手続きを行った。
前回バルバドスへのフライトを変更した際、キャンセル料と新しい航空券のチケット代を請求されたが、今回は窓口が男性だったこともあり、傷口の写真と医師からの診断書で、1年間有効の
Openチケットに変更してくれた。
やはり、窓口で働いているのも人間なので、どこまで状況を伝えるかで対応が全く違ってくるものだ。
出来る限りのことをするのは大事なことである。






 昨日は、滞在先の白江さん夫婦と同居人のエマニエル、そして大学のピーター先生と獣医学科の先生でイタリア人の奥さんフランチェスカさんが、私の誕生日を祝ってくれた。
ビーチ沿いにあるエスニックで雰囲気のあるレストランで食事をした。たくさんの仲間に囲まれて至福の一時だった。

 こんな時が過ごせるのも、母が私を生んでくれたお陰である。
29年前の今日は、彼女が生涯で一番苦しかった日ではないだろうか。
今があることにとても感謝している。次の出発予定はまだ立てられないが、グレナダでしっかり療養したあと、旅を再開したいと思う。



お祝いをしてくれた白江さん夫婦とエマニエル(左)、ピータ先生夫婦


ERIKO