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 週末の今日から2日間は、フェルナンドさんが持っているチャクラ(菜園)で過ごすことになった。
モンテビデオから約100km離れた、Pan de Azucar(パン・デ・アスカル)へ向かう。
車の荷台に食料と犬2匹を乗せて、車内ではマテ茶を飲みながら海岸沿いを走った。海沿いに建つ家はどれもデザインハウスのように個性的で素敵な家ばかりだった。
チャクラに着くとさっそく薪を焼べて家を温めた。
広い敷地内には、20頭あまりの馬と豚、ヒツジやヤギの姿がポツポツと見えた。草を食む馬を眺めながら、私はこういう場所へ連れて来られることが多いなと思った。
家畜に餌をやり終えた後、村の中心地へ向かった。
田舎の中心街というのは、どの場所でもよく似ている。こじんまりとしたスーパーや果物屋さんが並び、通りを歩くと知り合いに出会う。

 フェルナンドさん達はある病院に入っていった。
彼のチャクラで働く、ガウチョのマリオさんの子供が昨日産まれたそうで、そのお祝いへ来たのだった。
病室へ入ると、奥さんのジェシカさんが、産まれたての赤ちゃんを抱いて幸せそうに微笑んでいた。
彼らはまだ20代前半で、マリオさんは14才の頃からチャクラで働いている、生粋のガウチョである。
私たちが来た後、次々に親戚やお友達などがお祝いに駆けつけていた。
病室内でも、絶え間なくマテ茶が飲回されている。
ウルグアイの町中を歩いていると、水筒を彼らの体の一部かのように、持ち歩いている人が多い。マテの良い葉が採れる場所は、アルゼンチンとウルグアイの国境辺りだそうで、ウルグアイには良いマテ茶が出回っている。
結局、日が暮れて病室を出るまで、マテは途絶えることはなかった。

 チャクラへ戻り、夕食はサラダとパンチョ(ホットドッグ)を食べた。
暖炉には次々と薪が投げ込まれる。冬にしか感じることの出来ない暖かさが家の中を包み込んだ。


             ガウチョのマリオさん

















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滞在期間は5日間を予定しています

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8/8 Montevideo 

Mission



モンテビデオ→FIALの橋本さんから預かった手紙を渡す



モンテビデオ→クランドン学校見学(予定)