※カレーを食べる左:レンソと右:アンドレイ

6/21


 
今日はアレキパ滞在最終日。6日間は本当にあっという間だった。
時間がこんなに早く過ぎていくのを感じたのは久しぶりだ。
お世話になった家族へのお礼に、カレーを作ることにした。
お父さんのウィルフレッドさんのお友達も招待して、お昼ご飯を作った。
食べ慣れない味だったと思うが、みんな美味しいと言って食べてくれた。
子供たちにはちょっと辛かったようで、舌を出してヒイヒイ言いながら食べていた。

 食事が終わってから、アンドレイの宿題を手伝っていたのだが、英語の授業レベルの高さに驚いた。アンドレイは小学校
5年生なのだが、教科書は日本の中学2年生くらいの内容だった。
英語の授業はアメリカ人の先生が英語ののみで行うそうだ。

 アレキパはペルー国内でも、教育に力を入れている地域として有名で、多くの政治家や著名人を排出している。
リーダさんの息子トトは、リマではなくアレキパの学校に通うためにここに住んでいる。
私がお世話になったカルメンさんは、もともとリマに住んでいたが、夫の転勤でこちらに住み始めた。
彼女は、『アレキパの人達はとてもフレンドリーで親切。友達もすぐ出来て、生活はとても楽しい』と話した。
同じ大都市でも、リマとは違う時間が流れているようだ。

 コロニアルな町並みと陽気で親しみやすい人達。温暖な気候と適度な都市であることが、一度住み着いた人を離さないアレキパの魅力なのかもしれない。ペルーを訪れる機会がある人には是非オススメしたい場所である。

 明日は朝の飛行機の便でリマへ戻る。
ウィルフレッドさんは今夜夜勤のため、明日は会えないかもしれない。
警察官の制服に着替えてパトカーで仕事へ向かって行くのを見送る際、いつか日本へ遊びに来てくれることを約束してくれた。
カルメンさんは髪留めとブレスレットをプレゼントしてくれた。
一度も会ったことない外国人を家族のように迎え入れてくれたカルメン一家。また必ず再会出来ることを願いながら、私の長い旅はまだまだ続く。




ERIKO