
クスコの町の標高は3200m、到着してから体調はとても良い。
食欲が少し落ちたのと、深く眠れないこと以外は標高の高さを感じることもない。
昨日、MICKEY TOURのフェデリコさんから教えてもらった、プラザ・トゥパカマルへ向かった。
今日は朝から街全体が騒がしい。
街の中心部にある、プラザ・デ・アルマを中心に、民族衣装を着た地元の人たちが、通りを踊り歩いている。
今日はクスコ市でお祭りをやっているようだった。
アンデス特有の明るい民族衣装が、柿色のクスコの古い町並みの中を舞い、サンポーニャの音色がこだました。どこまでも続く長い踊りの列は、いつしかここでしか見られない空間へと街を染めていく。
プラザ・トゥカパマルも、路店と路店の間の道を、踊り子達で埋め尽くしていた。
屋台には、トゥルチャ(マス)やクイ(モルモット)の丸焼きなどのペルー料理が軒を連ねていた。
美味しそうな匂いにつられ、屋台でチチャロンを食べることにした。
リマでチチャロンというと、主に朝ご飯で食べられている、チャーシューとサツマイモ、玉ねぎをパンに挟んだものだが、クスコはパンに挟まずにそのまま食べるようだ。
周りを見ると、みんな手で食べていて、フォークは置いてなかったので、そのまま手で食べた。
揚げたての豚肉とジャガイモ、ミントと玉ねぎの組み合わせは絶品だった。インドにいた時、インド人がカレーは手で食べないと美味しくないと言っていた理由が、少しだけ分かったような気がした。
帰りは地元の人達が使う、コンビ(バス)に乗って中心街へ戻ることにした。たくさんの乗客にもみくちゃになりながら、降りる場所に差し掛かると、親切に周りの人達が、『ここだよ』と教えてくれ、なんとか戻って来られた。
博物館を訪ねたが、日曜のため閉まっていた。夕刻が近づいても、街のパレードはまだまだ終わりそうもない。
レストランへ入ると、ペルー対コロンビアのサッカーの試合に釘付けになった。今日は明日に備えて早く休む。
※関係者の皆様へ
明日から山へ登るため、2、3日音信不通となります。メールなどの返信が遅れますことをお知らせします。
ERIKO