朝6時半に起きて、ジェニーとダニエラを送り出した。彼らも私もそれぞれに今日の日を始める。ハガキを出しに近くの郵便局までバスに乗った。

乗り込んですぐ、次の停車駅から、コップを片手に持った浮浪者らしき男性が乗車してきた。お金を求めて、バスの激しい揺れに耐えながら、コップに入っているわずかなお金をチャラチャラと鳴らしている。
少しすると彼が急に歌い出した。後ろを振り返ると、彼の美声につられて乗客も一緒に歌い出ししている。気がつけばバスの中は大合唱になっていた。私の知らない歌だったが、とても美しかった。
彼のコップには次々とお金が入っていく。次のバス停に着くと、彼は足の悪いおばあさんに手を貸していた。
私は彼のことを少しばかりでも汚いと感じてしまったことに、後悔すら感じながらバスを降りた。人を見た目で判断しない人達は得をしている。
最後の最後にチリで学んだことだ。





 サンティアゴから
4時間、3カ国目のリマに到着した。
空港に着くと、知り合いのホセさんの奥さんが『エイコ』と書いた紙を持って迎え出てくれた。
知らない場所に着いたとき、出迎えてくれる人がいるとほっとする。
今日からお世話になる家は、
Las Molinasというリマ郊外にある超高級住宅の弁護士、マリアさんの家だ。
プライベート敷地内の家に車を停めると、お手伝いさんが出迎えてくれた。家はとてつもなく広い。庭はサッカーが出来きそうなほどだ。
ここに弁護士のマリアさんとエイコ、ヨシアキ、ナオキ、ケイの子供達
4人が住んでいる。
マリアさんは日系人で、彼女の兄弟はみんな日本に住んでいる。
ペルーに住む日系人はほとんど日本語をしゃべらない。日本語しか話さない日系人の多いボリビアとは大きな違いである。
マリアさんはとても面倒見の良い知的な女性だ。昨日は夜遅くまでペルーのことについて色々と話しをしてくれた。






ペルーでの日程、ミッション、アクティビティはこちら・・・

ペルーには約1ヶ月半滞在する予定です。

5/226/2 Lima

6/26/31 Cuzco(Machupichu,Puno,Alequipa)

クスコはステイ先がまだ見つかっていないため、場所を変更する可能性があります。



Mission

● リマ→日本で学校に通う女の子から預かった手紙をリマに住む彼女のおばあちゃんへ渡します。

● リマ→ドロンズさんがお世話になった、TVプロデューサーのエル・フラインさんを探します。

● リマ→日系社会を訪問します。

● クスコ→6/6 シナハラ山にて伝統的なコイリュ・リティのお祭りを見学します。

● プーノ→ドロンズさんがお世話になったチーズ売りのヨーラさんを探します。

● アレキパ→日本のラテンアメリカの学校で働くリーダさんの家族に、彼女の働いている写真を届けます。