昨日中南米縦断の旅2ヶ国目に当たる、チリ共和国へ入国した。サンタクルスの家を朝5時に出発し、サンティアゴに到着したのは午後7時。
ラパスーアリカーイキケを経由しての長旅だったが、飛行機の窓から見えるチリの雄大な景色は圧巻だった。ラパスでの乗り継ぎで、重い荷物を持って移動していたのが災いしたのか、酸欠状態になり、空港の保健室のような所で酸素吸入させてもらった。数週間低地に居ただけで体はすっかり変わってしまっていたようだ。
サンティアゴの空港の外へ出るともう冬の寒さだった。ちょうど到着したこの日に山の方で雪が降ったらしい。私は寒いのが好きなので、久々の冷たい風になんともいえない高揚感が湧きあがった。
Transvipという会社の乗り合いタクシーでÑuñoa(ニュニョア)という滞在先の地区へ向かう。道路は完全に整備されていて、ボリビアでよく見かけた密輸車はほとんど走っていない。高速道路にはETCも付いて、走っている車の多くはヒュンダイだった。
家へ着くとジェニーと娘のダニエラが迎えてくれた。ジェニーは看護師で、4年間ラパヌイ(イースター島)に住んだ経験を持つ。彼女の両親はチリの先住民族のマプチェに詳しく、この機会に私を彼らの住むLiquiñe(リキニェ)へ招待してくれることになった。
マンションの同じ階に住む、イリスと彼女の息子まで私を歓迎するために訪ねて来てくれた。昨日は夜遅くまでジェニーからラパヌイの島で生きる人達の生活の話などを聞いた。チリではたくさんの文化に触れることが出来そうで楽しみである。