今日は午後から晴れてきて湿気と共に暑くなった。

前にクリスティンの生徒さんで水泳のオリンピック選手を目指してメキシコからこの町に越してくたというご家族がいた。

Maoが水泳を頑張りたいようで、という話をするとそのご家族に連絡を取ってくれてコーチの連絡先を教えてくれてあった。

今後も今のスイミング教室をKaiと一緒に通う事が濃厚だが、せっかくだしどんなスイミング教室か夏休みの時間を利用して子供達と見てみたいと思った。

コーチにMaoとKaiの今のスイミングスキルを綴ったメールを送ると速攻で返信があり、

”We have a team tryout on Tuesday July 30 at 6pm.”と素っ気ないメールだけ返って来た。

KaiはSwim Forceクラス自体を拒否しているから、当然こんな知らない場所のスイミングのトライアウトなんてやるわけがない。やはりやらない、と言った。

Maoは不安気な表情からも、やってみようかなという感じだった為、どんな場所か見るだけでも良いから行ってみようという事で連れて行く事にした。

もう一度Kaiに聞いてみるも、やっぱり「やりません」らしい。

でも行ってみると、これはKaiにとってはかなりハードルが高い内容だとわかった。

サインインして待っていると、スタッフ?!コーチ?!の私と同年代くらいの男性に呼ばれて、

「よし、Mao、このレーンでフリースタイルで泳いで帰ってきてくれ」とだけ言われて、Maoはすぐにクロールでスタートした。

ヘトヘトで帰ってきて、水が飲みたいと言うMao。

少しだけ水を飲ませてもらい、休む間もなく、

「次はバタフライだ」と指示を受ける。

ようやく形になってきたバタフライで無我夢中で向こう岸まで息をつなぐ。

途中、苦しくてレーンロープにつかまり、何とか泳ぎ切る。

続いて、背泳ぎ。これはきれいに真っすぐに泳いでいる。

そして平泳ぎで行って、クロールでフィニッシュ。

とにかく必死で泳いでいて、その頑張っている姿勢に胸を打たれた。

Maoはプールに入ってみて、足も全然つかない事に気が付き、怖かったと言った。

かなりのエネルギーを使ったらしく、ものすごく疲れたと言った。

評価表を受け取り、登録の日程を聞いたら帰って良いとの事だった。

Maoは"Technique Group"に値するレベルらしく、週に4回毎回一時間の練習が要求される。

きっとすごく上手くなるだろうけれど、Maoは他の習い事もやりたいからと言った。

いつか水泳一本で頑張りたいと言う日が来れば、とても良いスイミングチームと環境だと思う。

とにかく今日の挑戦を頑張ってやり遂げたMaoを誇らしく思う。

7/30/2024 スイミングのトライアウト