片桐はいりさんのエッセイ『もぎりよ今夜も有難う』を読みました。
前2作も面白かったけど、こちらもやっぱり面白かったです。そして、はいりさんの映画への愛、映画館への愛をすごく感じました。
かつて、はいりさんがもぎりとして勤務していた銀座文化での日々を中心に書かれているのですが、私もかつてよく通った映画館だったので、とても懐かしかったです。
現在は、映画館というよりシネコンの流れになり、チケットもネットで楽に取れる時代となりましたが、立ち見でドアも閉まらない位の混雑や熱気があったあの頃を思い出し、時の流れを感じました。
そして、やっぱり映画館が好きだとしみじみ思いました。私もいつか、はいりさんにもぎってもらいたいです。