2015「バンテリン」最終日、2打差の首位でスタートの絵理香ちゃん

5バーディ&2ボギーの69で廻り

9アンダーで初優勝を飾りました

 

「必然のツアー初V 菊地絵理香が『第1歩の日』を飾る」

とのタイトルのJLPGAの記事を転載します

 

夢にまで見たツアー初優勝。この日、学んだことを質問すると、

「我慢です」と言い切った。

『勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし』とは、

江戸時代後期の平戸藩主、松浦静山の有名な言葉だ。

ところが、菊地絵理香のツアー初優勝は、不思議ではなかった。

何しろ、これまで、不思議な負けが多すぎたから。

2013年『日本女子オープン』を筆頭に、

昨年の『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』、『富士通レディース』などがある。

「全てがきょうのための経験でした。

女子オープンはすごいチャンスだったけど、やはり技術不足。

でも、簡単に優勝をしなくて良かったと思う。

それは、獲れるときに獲るという人もいるけど、私はそうは感じなかったです。

富士通レディースは自爆だったし、技術と努力が足りなかったのが原因。

努力を怠らなければ、いつかは勝てると言い聞かせてきました」

まるで勝ち方を熟知しているかのような、素晴らしいプレーを第1日から披露した。

最終日も「バタバタしないで落ち着いていた」というのは

「相手を考えず、通算10アンダーに伸ばすことを目標にしていました。

もし、それで負けたら仕方がない。また、努力するだけですから…」

と振り返っている。

そうはいっても、13番で同組の若林さんが、チップインバーディーを決めたら、

ちょっと固くなった。緊張して14番で3パットのボギーを…。

もし、今までならあそこからズルズルといっていたかもしれない。

あれは経験を積んできたから立て直すことができた」と話した。

サッと気持ちを切り替えれば、調子をすぐに取り戻す。

15番ですぐさまバーディーを取り返し、ウイニングパットもバーディーで決めた。「しっかり入れて終わりたい。それが次へつながるからです」。

ゴルフを始めたのは、6歳の時だ。当初は、「父からやってみなさい、

といわれたこともあるけど、それほど好きではなかったと思います。

しかし、高校へ入学してからプロになろう、と自分で決めました」。

両親の元を離れ、宮城・東北高へ進学したのも自立心を養う目的があった。

同校の先輩、有村智恵はこう話す。

「後輩という感じはしません。高校時代から1人でなんでもできたから。

生活面など、むしろ私が助けてもらったぐらいです。努力家でストイックでした。

周囲でみていて、練習をやりすぎて体を壊すのを心配したぐらい」。

プロテスト、QTと回り道をしながら、着々とステップを踏んできた。

昨年の今大会ではアマチュアの勝みなみが、アッと驚く逆転劇を披露。

対照的なヒロインの誕生である。

「華やかなところでプレーしたい。そう思っていても、

できない選手がたくさんいる。

だけど、華やかなところにいるためには、苦しいことが多い。

この環境を当たり前にしないで、私はもっと技術をあげたい。

プロになって良かったと心から感じました」と前置きし、

「これからもっと苦労をするでしょう。私は、私のリズムで行きます。

自分に向上心がどれだけあるか、挑戦です」と改めて誓った。

きょう19日は、伊能忠敬が菊地の故郷、北海道の測量に出発した『第1歩の日』。

今季は、これで賞金ランキング首位に躍り出た。未来を感じさせる1勝目である。

 

「これからもっと苦労をするでしょう

自分に向上心がどれだけあるか、挑戦です」

優勝後にこのように語っていました

絵理香ちゃんはどこまでもストイックです

 

私に絵理香ちゃんのストイックさの何十分の一でもあれば

ずっと前に100切りくらいは出来ていたかも????