こんにちは。

DREAM INTERIOR

ドリームインテリア

加藤英里です。

本日は、私が作っているCGパースについて、書いてみようと思います。

※そもそもここでいうCGパースとは？

⇀コンピューターグラフィックスの何等かのソフト・アプリを使用して作成し、

室内空間を建物の外観を３Ｄの画像で見られるようにしたものを差しています。

空間を提案する立場としては、

まだこの世にないものをいかにわかりやすくお客様にお伝えするか、ということがとても大切です。

そもそも、PCが普及していない時代は、もちろん”手描きパース”でした。

私も、25年ほど前にインテリアを学んでいた際は”手描き”で表現していましたし、その後、マンションのモデルルームを提案する仕事をしていた際も、

その多くの同業者さんは、手書きでした。

手描きで書いて、拡大コピー→手描きで色付け。大きなプレゼンボードに貼り付けてクライアントにご説明。

懐かしいですねー。

私は、20年程前に、たまたま当時勤めていた会社の上司から、これやってみない？と渡された

”３Ｄマイホームデザイナー”というソフトを使い始めて、いろいろ触っているうちにマスターすることが出来たので、

その後のプレゼンテーションでは、そのソフトによるCGパースを使っていました。

当時は、パソコンのスペックも低く、レンダリングという画像処理に一晩かかるような感じでしたので、

一度作って、会社から帰って、出勤後翌朝確認。

そんな感じでした。

今、思えばそんな感じで良く運用出来ていたなー。という感じですね。(;'∀')

今は、ソフトもPCも格段にスペックが上がっているので、私が作っているCGについては、よほどのことがない限り30分～1時間でその処理は終わります。

凄いですねー！

モデルルームの仕事からしばらく遠ざかっていましたので、CGパースを作ることがなかったのですが、

お客様にいろいろとご提案する中で、

●イメージしやすい点といえば、手描きより、断然リアルなCG画像の方がよいのではないか。

●モデルルームのプレゼンテーションは、マンションデベロッパーなどのいわゆるプロの方向けだけれど、むしろ空間をイメージする機会の少ないエンドユーザーの方々の方が、CGパースが必要なのではないか。

と思い、約3年ほど前に、再度CGパースを作成するようになりました。

”3DインテリアデザイナーNeo3”という同じメガソフトさんのソフトです。

もちろん、機能がかなりアップしているので、以前より表現の幅は広がりましたし、リアルな表現も可能になっています。

今は、インテリアの学校では必須科目になっているようですね。

こちらは、空間の広さの把握や間取りの作成は、本当に簡単にできるのですが、

それに加えて私が伝えたいのは、どんな住み心地のお部屋になるか。という点ですので、

それぞれのお客様に合わせて、室内空間を作成し、家具やカーテンなどのアイテムを実物に近い形で表現したくなります。

コピペできるものは、ほとんどなくて、結局ひとつひとつ手作り感覚。

そして、完成後も出来る限り実物に近いように、他のソフトで加工を施すこともあります。

出来る限り、リアルな表現をすることが、

お客様のイメージするための労力を減らし、安心感につながると思って地味に作業をしています。

もともと編み物とか、ちまちました作業がとても好きなタイプですので、結局好きでやってしまうのですけれどね！

今は、VRやAＲもかなり進化してきていますので、これからインテリアの提案も変化していくかと思います。

けれど、インテリアはとてもパーソナルな領域ですので、画一化されたものに当てはめるのは、案外難しいのではないかなと思っています。

手描きにこだわるコーディネーターさんが多いのも頷けます。

だからこそ、面白い！

まだこの世界にないものを真っ先に見られるのは、特権ですね！

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