家族、子供、恋人、友人、顧客

 

大切な人達だからこそ

 

失敗しないように

辛い思いをしないように

状況が悪化しないようにと手を差し伸べたくなる

 

それは

相手を助けたい

役に立ちたい

状況をよくしてあげたい

 

そんな前向きな理由だから

良いことをしているんだと思いがちだけれど

 

「距離感」に気をつけないと

相手をコントロールしたいと言うエゴの行動になってしまうかもしれない

 

 

自分の事ではなく、相手の問題についてなので

一見、コントロールではないと考えてしまうけれど

 

これも

「相手に対して、私が望む状態になって欲しい」と言う欲求である

 

境界線やバランスがとても難しいことだと思います

 

 

それでも

「失敗する経験を奪ってはいけない」

 

 

結局、自分で経験したことからしか人は学ぶことができない

 

大切な人だからこそ、失敗して悲しんでいる姿を見たくない

 

だけど

「失敗する経験を奪ってはいけない」

 

 

大切なその人が

全てを失ったとしても

その大切な人は、その状況にならないと気づくことができないのかもしれない

良い意味で「突き放す」ことも愛なのである

 

そして

依存させないことにも繋がる

相手が自分に依存しているのではなく

その自分の行動が相手を依存させていることになるから

 

 

「相手の為の言動」であったとしても

それが相手のためになるとは限らない

それが失敗する経験を奪ってしまうのなら

それはただ、相手を自分の思うようにコントロールしたいと言う

「自分の為の言動」なのかもしれない

 

 

誰に対しても

どんな状況でも

ここを実践できるようになると

もっと愛を与えられる人に成長できるのかな