そういえば、逆境や苦境のさなかにあると忘れてしまうことがあります。

なぜ自分だけこんなに苦しいのかという思いに囚われて、あの時ああしていれば・・あの件さえなければ・・と苦悩し続けてしまう。

そんな苦しみの中でも、例えば汚染された空気を吸わなくてすむ、水を飲まなくてすむ世界にいられる奇跡を思い出せば意識が変わります。

普通に健康だったり、学校にも行ける、そんなことが生まれながらに叶わない人々もたくさんいるのに・・・

起こってしまったことは起きることになっていたのだから、受け入れるしかないのでしょう。

これは与えられたのだ、そう思えれば悔いることも恨むこともない。

受け入れることは闘うことを止めることなのかもしれません。

死ぬことになっているなら死ぬのです。

闘わないことを決めた瞬間、これでよかったのだ、何も始めから間違っていなかったという安堵感に包まれました。

恐れもない。ただ漂って流されていくだけ。