「理佐」


朝は少し怒ったように
甘えたい時は子供のような声で
毎日毎日名前を読んでくれる君が好きだよ


「理佐は…ねるのことすき…?」


好きじゃ収まらないくらい
好きで好きで
愛おしくてたまらない


「たまには…言ってくれてもいいじゃん…ケチ」


ごめんね
でも、怒った顔も可愛くて好きだよ


「理佐のこと大好きでも」


やめて


「別れよっか…」


ねるはずるい
振られたのはこっちなのに
ねるが先に泣いちゃったら泣けないじゃんか

あの頃言いそびれていた事を言っていれば
どうなっていたのだろうか

あの日のあの時間
あの一秒一秒はかけがえのないもので
人生で一番幸せでな時間で
人生で一番辛い思い出だ


「ねぇ、綺麗でしょ?」

「うん、見た中で一番だよ」

「えへへ照れる」


顔を赤くして顔を隠そうとする
ねるは私の隣にいる時が一番綺麗だと
私と2人でいる時が一番かわいいと
自惚れてたけど
それは大違いだったね


「ねるは今…幸せ…?」

「…幸せやよ」

「…よかった」


少し引っかかるような笑顔でそう言うねるに
期待してしまう自分に呆れながらも
泣かないように頑張ってる自分を褒めてやりたい


「理佐は幸せ?」


本当に君は意地悪な人だ