親友たちと、恵比寿にある東京都写真美術館に『恵比寿 映像祭』を観にいきました。
館内にある映像の展示物と、映像の上映のコラボレーションが斬新なイベントでした。
映像をめぐる過去・現在・未来を問う多様な表現が集うがコンセプトの映像祭でとくに印象に残ったのは、
宇川 直宏さんの作品で、『DAILY PSYCHICTV/EMPEROR’S DEAD/2003』でした。
畳の部屋に無数の小さな旧式のラジオとテレビが並べられ、一斉に同じ天気予報の映像が流れているという作品でした。
しゅーる、だなぁ~。
一方、絵画のように美しい映像として印象に残ったのは、ジェス・マクニール作の『シズジーカモメたち』で、夕陽が沈む空のコントラストに無数のカモメたちが飛び交う映像で、光と影、色のバランスが美しい作品でした。
今回一番、衝撃だった作品は、日本アニメーション界の奇才・黒坂 圭太による『海の唄』でした。
無数の線で描かれた空間や物体はモノクロで、脳に響く音楽と共に、空間を行ったり来たりと繰り返す異次元の作品でした。
一言でいうなら、しつこい!
いや、クドい!!
さらに言うなら、あんた変態だよ、黒坂先生!
あ、すみません。
いやいや、良い意味で。
アート、すなわち芸術とは、そのものに対するしつこさ、クドさ、ストイックな変態性なんだ!ってことに気づかされました。
奇抜なアイデアだけではなく、それに執着することにより完成するんだと‥。
わたしも変態的な考え方や執着心で皆さんの美しさをサポートできる何かを作品として残せるように頑張りますm(_ _)m
ちなみに映像祭は終了しましたが、公式サイトがございますので是非。
www.yebizo.com
是非。