TV版、旧劇場版、新劇場版と

これまで設定などを変更しながら3度”やり直し”をしてきた

エヴァンゲリオン。

 

毎回見るたびに新たな発見や気づきがあって面白いのですが、

シリーズを通して、一貫して変わらなかったものがあると思っています。

 

それは

 

シンジの優しさ

 

みなさんも一度はシンジの優しさに涙したんじゃないでしょうか。

 

私は思い入れのあるシーンを思い出すだけで泣けてしまうのですが、

 

シンジの優しさがなかったら、

エヴァンゲリオンという作品は成立しなかったんじゃないかと

思うくらい大切な要素です。

 

 

シンジが最初にエヴァに乗ることを決めたのは、

自分と同じくらいの歳の女の子(綾波レイ)が

包帯を巻き血を流して苦しんでいるのを見た時です。

 

「逃げちゃダメだ」という言葉で自分を奮い立たせ

勇気を振り絞ってエヴァに乗ることを決意します。

 

エヴァと言えば!のシーンなので

自分から逃げてはダメだという心情が強調されがちですが、

 

”傷ついて苦しんでいるこの子を助けたい”というシンジの持つ優しさが

逃げたい自分を戦いに向かわせたのかなと感じました。

 

アスカの乗った3号機が使徒化した時も

「アスカを殺すよりはいい!」と自分の命よりもアスカの命を優先し

ゲンドウの命令を拒否しました。

 

シンジは、誰かのためなら行動できる

 

そしてその原動力は優しさなのです。

 

 

日常の場面でも、自分のことで精一杯なはずなのに

(世界背負っとるからねw)

コンビニレンチンばかりのミサトのためにお弁当を作ってあげたり

アスカやレイの分まで用意しています。

 

海洋生物研究所に訪れたときにも、

みんなの分のお弁当を用意してくれました。

 

綾波が肉が食べれずにいると、さりげなく味噌汁を渡してあげたりもして

それが自然とできるんですよね。

 

 

日常シーンでのシンジの表情って、とても柔らかくて穏やかで

表情を見ているだけで温かさが伝わってくる。そんな少年です。

 

 

それに、どんなに深刻な場面でも

シンジの言葉には棘がありません。

 

理不尽な状況に傷つき怒りを爆発させたときに

「分からず屋!」という言葉を何度か使っていたと記憶していますが

何ともシンジらしい表現だなと感じました。

 

 

終始、みんなに助けてもらってばかりの存在だったかもしれないけれど

それでもシンジに関わる人たちが、彼を諦めず放っておかなかったのは

 

みんなどこかで

シンジの優しさに触れていたから。

 

 

今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では、

最後にエヴァパイロットとゲンドウの心の救済が行われますが、

 

ゲンドウの神殺しの目的に気づいた時のシンジの言葉は

本当に優しさに満ちていましたよね。(もう涙腺崩壊)

 

 

みなさんはシンジのどんなシーンが好きですか?

ぜひ振り返ってみてくださいね!

 

ではまた、えばでした✳︎