特に処方が多い、セファドールとメリスロンについて薬理作用や作用点について書いてみます。
「抗めまい、または抗動揺病効果」が適応に記されているものの分類は
内耳循環改善系:セファドール、メリスロン、イソメニール
抗ヒスタミン系:トラベルミン、ドラマミン、
浸透圧利尿薬:イソバイド、メニエットゼリー
循環改善剤:カルナクリン
代謝賦活剤:アデホスコーワ顆粒(アデホス錠はめまいの効能・効果が承認されていない)
ビタミンB12製剤:メチコバール
その他、抗不安薬(セルシン、メイラックス、デパスなど)・抗うつ薬(SSRIなど)・脳循環改善薬(サアミオン、セロクラール、ケタスなど)・制吐剤(プリンペラン、ナウゼリンなど)がある
【セファドール】 塩酸ジフェニドール
〈薬理作用〉
椎骨動脈の循環改善作用:アンジオテンシン?により攣縮した椎骨動脈を緩和し、血流量を増加させる。患側の椎骨動脈血流を増加させ、血流の左右差を改善する。
前庭神経路の調整作用:末梢前庭神経からの異常なインパルスを遮断する。延髄の嘔吐中枢を抑制する作用もある。
眼振抑制作用
〈効能・効果〉
内耳障害にもとづくめまい
〈注意事項〉
抗コリン作用があるので、緑内障の患者、前立腺肥大等尿路に閉塞性疾患のある患者、胃腸管閉塞のある患者へは慎重投与
〈主な副作用〉
浮動感・不安定感、頭痛・頭重感など、発疹、眼調節障害、口渇、食欲不振、悪心・嘔吐、傾眠、動悸、顔面熱感、口内違和感、肝機能障害など
【メリスロン】 メシル酸ベタヒスチン
〈薬理作用〉
内耳循環障害の改善作用:・内耳の毛細血管括約筋を弛緩し、内耳血流量を増加させる。・内耳毛細血管の透過性を調整することにより、内リンパ水腫を除去する作用もある。
蝸牛管血流増加作用
脳内血流量増加作用:内頚動脈の血流増加により脳循環を改善する。
〈効能・効果〉
メニエール病、メニエール症候群、眩暈症に伴うめまい、めまい感
〈注意事項〉
・ヒスタミン類似作用があるため、消化性潰瘍の既往歴のある患者及び活動性の消化性潰瘍のある患者、気管支喘息の患者、褐色細胞腫のある患者には慎重投与
・片頭痛を伴うめまいには使用しない→頭痛を誘発するおそれがある
〈副作用〉
悪心・嘔吐、発疹
〇白色ワセリン
脂の膜をつくって皮膚から水分が逃げないように密封する働きがあります。塗っているうちに体の中から皮膚に水分が補給され保湿できます。軟らかくて、より純度が高い眼科用のワセリンもあります。
〇ヘパリン類似物質(例;ヒルドイドなど)
…水分と結合し、これを逃さないことで保湿します。
〇尿素軟膏尿素(例;ウレパール、パスタロン、ケラチナミン)
〇ビタミンA含有軟膏
カサカサをおさえることで保湿します。
〇亜鉛華嘆軟膏
昔からある代表的な保湿剤です。他の薬剤を塗った上に重ね塗りして使われることが多いようです
〇塗り方
乾燥しているところに少しずつ薬をのせて、手のひらでスッと伸ばしてください。すり込むように塗る必要はありません。皮膚のシワの方向に沿って塗れば皮膚への刺激を減らすことができます。たとえば背中の場合、背骨と直角方向に塗ってください。
また、先に手にとってから塗ると手の保湿に使われてします、患部に十分な量の薬がいきわたりません。
〇塗る回数
1日2~3回塗ってください。とくに、ヘパリン類似物質や尿素軟膏は水分を結合することで保湿効果を発揮します。肌が乾燥しているときに塗っても、皮膚に含まれる水分が少ないので十分な効果が得られません。水分をたっぷり含んだ入浴後や手を洗った後などに塗れば、保湿成分もしみこみやすく保湿効果が上がります。ただし、入浴後は皮脂膜が取れて水分が逃げやすくなっています。入浴後10分以内に塗るようにしましょう。
乾燥した部位に霧吹きで水を吹きかけてから塗るのも効果的です。
〇塗る期間
一定期間塗り続ける必要があります。乾燥肌がおさまれば塗る回数を減らしたり、中止してもかまいません。冬に肌が乾燥する方は、秋から保湿剤を塗っておけば乾燥肌の予防になります。