小さな いのち | Variety is the spice of life

先日 久々に 訪れた 川越の街

たくさんの観光客で 賑わう 片隅で 見つけたもの
















それは 小さな いのち

小さくて 華奢な体に 鋭い目

それは 小さくとも 生きていく 姿
















その目線に 合わせようと しゃがみこむと

さーーっと 私の方に 走ってきて 体を すり寄せてきた
















近くで見ると その線の細さが すごく 際立ってみえた

そして 毛の質も ところどころ 皮膚の状態も よくない

痛々しくて 胸が ギューッと 痛かった
















一緒に行った 相手が 手を 差し伸べると

その手に 向かって 歩いていった
















そして その手の先にある 顔を まっすぐ 見上げた表情は

なにか もの言いたげに 見えたんだ
















指で ちょんちょんと 頭を 撫でると 気持ち良さそうに 目を 閉じた

アイ ヲ チョーダイ ・・・・・
















たくさんの 人の足が 足早に 行き交う 景色の中
















空虚な心で 見上げる 君の目に 何が 映る?
















さよならって その場を 少し 離れたけれど

気になって 何度も 振り返って 見るたびに

そこには 華奢な 小さな 小さな 君の背中が あった

強く 生きて ・・・・・ 






人の世界も また 同じ なのかもしれないな
平等と うたいながらも 不平等は 存在する
豊かなイメージある この国も 貧困はあり 
子供の貧困率も 問題に なっている
世界に 目を向ければ もっと 多くのことを 知る
十分な 食べ物がなく お腹を 空かせた人が たくさんいる
傷つけあうことを 目の当たりにしながら 生活してる人も いる
たくさんの 笑顔の中に 埋もれて 見えない 泣き顔が たくさん ある
こうして 普通に 生活してると 感じていることは
実は とても 恵まれた 幸せなことなんだって 
そのことに あらためて 気付くこと 
それは 大切なこと かもしれない
今大切に 想う人が いるということ
大切に 想ってくれる人が いるということ
お腹を 満たしてくれる 十分な食べ物が ある
帰る家があり そこには 温かい ぬくもりが ある
広く 見渡す目で 今ある 自分の場所 自身を 見つめてみれば
ありふれた 日々の 一瞬 一瞬が とても 尊いものだって 気付く
そう思うと 時も 人も 心も もっと 大切にしたいって 思うんだ