こんにちは
いつも記事を読んでいただき
ありがとうございます
忙しい子育ての日々の中、
外出の機会も多く、
ブログの更新が
少し空いてしまいました
また、
記事を書くうえで、
HSCのお子さんを持つママに
より正確で役立つ情報を
お届けしたいという思いから、
本や研究論文を確認しながら
慎重に記事を作成しています
時間はかかりますが、
この思いは大切にしていきたいと
思っています
これからも、
ぜひ一緒に学んでいただけると
嬉しいです
子どもの発達の土台とは
さて、
今回は「発達の土台作り」について
お話ししたいと思います
このテーマは
HSCや発達障害の
お子さんだけでなく、
すべての子どもたちの
健やかな成長に関わる
とても大切な内容です
特にHSCのお子さんにとって
この土台を整えることは、
環境の変化に適応する力や
安心感を育てる鍵にもなるので、
ぜひ知っていただきたい内容だと
思っています
子どもの成長は、
よく「ピラミッド」に
例えられます
このピラミッドの下の部分、
つまり基礎が
「発達の土台」に
あたります
子どもの発達は、
この土台の上に段階的に
積み上げられていくのです
ですから、
子どもの成長において、
土台の安定性はとても重要です
家を建てるときに
土台が大切なように、
子どもの発達においても
土台となる部分を育てることが
重要なのです
もし、この土台が不安定だったら
子どもの成長はどうなるでしょうか
運動会での人間ピラミッドを
想像してみてください
下の土台がぐらぐらしていたら、
上の段は崩れてしまいますよね
子どもの発達も同じです
土台が安定していれば、
その上にある
学習力や行動力も、
より育ちやすくなるのです
そして、
私が娘に実践しているマッサージも、
この「発達の土台」を
しっかりと作るための
大切なアプローチの一つなんです
発達のピラミッドから
わかること
子どもの成長を理解するのに
役立つのが、
「発達のピラミッド」です
（感覚統合療法で有名なエアーズ博士の考えを元に作られています）
（図の文字が小さい場合は、拡大してご覧ください）
この図で発達の土台とされているのは、
“脳と神経の最も基礎的な働き”と
その上に積み重なる
“さまざまな感覚”です
（ピンクと赤色の部分）
この図を見ると、
学習や行動（図の上部）を支える力が、
さらにその下の層にある
”基礎的な感覚や動き”によって、
どれだけ支えられているかが
よく分かるのではないでしょうか
ただ、
ここまで読んでくださった方の中には、
もしかしたら、
「うちの子は言葉も理解できるし、
運動もできるから、土台は大丈夫」
と思われる方もいるかもしれません
でも、
HSCのお子さんの場合、
さまざまな困り事は
ピラミッドの土台となる部分と
大きく関係しており、
発達に偏りが生じている
可能性があるのです
実際に私の娘の場合、
一見すると
問題がないように見えても、
さまざまな感覚の未発達が
隠れていました
そして、
・突然の癇癪
・相手の反応が怖くて話せない
・先が見えないことへの強い不安
など
行動面での課題がある一方で、
言葉の理解や知的な遅れは
ありませんでした
このように、
発達のピラミッドの図は、
子どもの成長を視覚的に理解しやすくする
ためのものであり、
実際には、
積み木のように
順序通りに発達が進むわけではなく、
それぞれの段階が
複雑に絡み合いながら
成長していきます
上手にできているから
下も整っているとは
限らないのです
さらに、
現代の子どもたちは、
テレビやタブレット、
ゲームなどに触れる時間が長く、
昔に比べて
体を使った遊びや
感覚を使う経験が
減っています
そのため、
遺伝や生まれつきの問題がなくても、
土台が不安定となり、
学習や行動などに
影響が出る場合もあるんです
だからこそ、
さまざまな感覚を
意識的に育てていくことが、
大切になってきています
このピラミッドの各段階について、
もっと詳しくお話ししたいのですが、
長くなってしまいますので、
また次回に
書かせていただきたいと思います
次回は、
ピラミッドの各段階が
未発達の場合に起こる困りごとについて
詳しくお話ししていきます
最後まで読んでいただき
ありがとうございました