二胡演奏フアンにフルスを吹くことをお勧めします
二胡を演奏するには背筋を伸ばし、まず息を
お腹いっぱい吸い込み、5つ数えてから息を
フーッと吐きます。頭の中が新鮮になります
ね。そして深呼吸をしていよいよ二胡を演奏
します。二胡はおなかで弾くものと言われます。
二胡の音はおなかから前方へ波動のごとく
送り出され、聴く人に感動を感じてもらいます。
フルスを吹くにはやはり背筋を伸ばし、吹く息
の気流をコントロールします。
フルスの特徴であるひょうたんは、吹く息の
循環とスピーカーの役目を担います。
フルスを吹く際、循環呼吸をします。
私は二胡を練習する前に必ずフルスを吹きま
す。フルスを吹いた後は私の身体の中をきれ
いな空気が流れます。それから二胡を弾くと
心も二胡の音色も清められる感じがします。
今、二胡を演奏なさる方に、フルスも同時に練
習なさることをお勧めします。
日本フルス普及会埼玉支部 フルスを吹きたい人、この指とーまれ!
中国雲南省少数民族が中国泰の時代に演
奏しはじめた瓢箪の笛「フルス」は今や中国
全土で人気が高まり、日本でもフルスを演奏
するフアンが徐々に増えはじめています。
このたび縁ありまして日本フルス普及会の
会長さんとお友達になれました。
日本フルス普及会埼玉支部を設立し、私が
支部長に、沈さんが支部講師に就任しました
のでご案内いたします。
フルス日本語版教則本を編集中です。
完成しましたらBLOGでご案内いたします。
現在フルス演奏仲間を募っています。
ご興味がある方は山本までご連絡ください。
フルス愛好者が私のミュージックスタジオへ
集まって楽しく練習しています。
フルスは瓢箪に竹が3本ささっているユニー
クな形状の縦笛です。
フルス、二胡、お琴の合奏も楽しみます。
中国雲南省の少数民族から生まれ出たこの
瓢箪と黒竹を使ったユニークなたて笛は、最
近中国全土で大人気の楽器です。日本の観
光客も現地で購入して持ち帰るようになり国
内でも人気が出始めています。
昔は夜間に少年が恋する女性の家の下でこ
の笛を演奏し自分の心を女性に届ける一種
の愛を告白するコミュニケーションツールで
した。
女性はこの笛に触ったり吹くことが禁じられて
いたそうです。
演奏される曲のリズムは単調で「月光下的鳳
尾竹」などが代表的なメロデイーです。
最近フルスはポピュラーな笛になり女性も楽
しんで吹きます。
私は昨年末に上海でフルスに出会いました。
偶然私の住いの近くに中国雲南省出身の留
学女子大生がいて、現在彼女からフルス演
奏の手ほどきを受けています。
雲南省タイ族男性民族衣装も手に入れて姿
も心もフルスを吹く少年になりきっています。
フルスの構造を説明します。
瓢箪上部には吹き口がついています。
瓢箪の底に3本の竹が刺さっています。
真ん中に太い筒、両側に単音竹という2本の
筒があります。単音竹には筒を塞ぐ蓋がつ
いており、それを着脱することにより日本古
来の雅楽の笙の音色に似た多様な多重和
音を楽しめます。
竹には薄い銅版で出来たリードがあります。
吹き口から気流の強弱を調節しながら吹き
ます。強く吹き過ぎるとリードが壊れます。
また、連続30分以上吹くとリード部分の熱が
上がって故障の原因となります。
フルスを吹いた後は逆さにつるして瓢箪内部
の湿気をとり、乾燥後ケースへしまって保管
します。フルスに乾燥した風が当たりすぎる
と瓢箪や竹にひびが入ることがあります。
フルスにはD調、G調、F調、Bb調、C調用
があります。サイズが異なります。
瓢箪部分、竹の筒部分に民俗伝統絵画や
龍の姿などが彫刻された製品や、瓢箪には
何も彫刻や絵は付けないプレーンなものも
あります。
調に関係なくフルスの竹筒前面に穴が6つ空
いています。この穴を指で確実に塞いで音階
を出します。
竹筒の裏面に穴が一つ空いています。
竹筒裏面の下部に空いている穴は音を出す
ための穴です。
竹筒前面の穴を押さえる時は手の指先では
なく指の腹部分でしっかり抑えます。
瓢箪を共鳴箱にして、3本の竹筒を瓢箪の内
部に差し込んであります。
その演奏法は指穴の開いた中央の筒で主旋
律を、両側の筒で主旋律と同時に持続音を
鳴らします。気流と息継ぎをコントロールでき
ると心の奥に響くノスタルジックなメロデイー
を奏でることができます。