初めての劇場 | えれぱる ~チーム8と原宿駅前パーティーズと…ヲタの観察日記~

えれぱる ~チーム8と原宿駅前パーティーズと…ヲタの観察日記~

チーム8と原宿駅前パーティーズやその他のアイドルについて感想




原宿駅前パーティーズの初めての人優先公演に行ってきた。なんでも今回は初めて見る人が優先する公演らしい。
公演が見たくてもう半年近く待ってようやくだ。AKB48劇場は5月で4000公演をむかえる。その歴史の中の約一割見てきている僕でも、やっぱり原宿は初めてだから勝手が違う。まあ収容人員104人では、人気のあるAKB48の公演より当たらないんだから。


今回は通常の4チーム公演。
チーム4組の対バンの公演だ。原宿駅前パーティーズは個性の異なる4チームに分けて活動している。アクロバティックな和テイストなピンクダイヤモンドと、ハーフやクオーターなど長身のスタイル抜群のモデルさんたち原宿乙女、アイドル要素高めのふわふわ、劇場の『A(エース)』を冠したダンスキレキレのビューティー集団原駅ステージAの4組からなる。原駅ステージAやふわふわがリリースイベントの最中は他2グループで劇場公演を行ったりするが、通常AKBのようなチームで単独公演することはあまりない。

人気もかなり偏りがある。でも平均化して個性を殺したAKBのチーム制よりまだよい。個人的には昔のハロプロに近い印象。娘。がいてメロンがいてキャバクラ嬢みたいな太シスがいて外国人のココナッツ娘。がいてってカオス感。


チケットの仕組みもAKB48劇場と違う。(姉妹グループでも若干違うので割愛する)
原宿駅前ステージででは、ぴあで月の前半と後半に分けた日程から都合の良い日を選び事前抽選予約制する。当選チケットを発券し、当日ステージに行き福引きのようなマシーンにて抽選して券を引き換え、席が確定。このへんがAKBの秋葉原の劇場と違う。AKBはメールを見せて発券後にブロック抽選し、入場して自分の好きな席に座る。原宿は一人一人抽選して指定席券を引き換えだから推しがどのポジションだろうと関係なしにそこに行くしかない。
そこで僕が引き当てた席はDブロック2番。メインステージから伸びる突端にデベソがあり、その前に通路を分けて客席がCブロックとDブロックに別れている。つまり一列目の下手センター2ズレだから凄い席。
花道、ここで言う『ランウェイ』の突端はいろんなメンバーが折り返して目の前にやって来るのだ。

メモリストさんの画像参照。





事前にスタッフから『一列目の方、前に乗り出す行為はお止め下さい』って言われるのだが、いやいや近すぎてステージで踊るメンバーに当たりそうになるから逆にのけぞってしまった。
中でもピンクダイヤモンドなんてアクロバティックなダンスが売りだからギリギリ攻めて怖い。

この感覚なにか似てるなぁと考えたら急にメロディービーを思い出した。
かつて秋葉原にメロディービーというアイドルがいて、秋葉原に劇場をかまえていた。当時AKB48劇場のステージと客席の近さも驚きだったけれども、それを超えている劇場があると密かに噂されて行ってみたのがメロディービーの劇場だった。
劇場がまるで原宿駅前ステージそっくりだ。狭いのに花道が長くてその為席が壁にへばりついて見ていた。花道のそれぞれの位置で踊る。後ろお客さんいないから完全に近くのお客さん一人に対して一人から目線がくる。近すぎて目のやり場に困る。見てる方が気恥ずかしい。『これでアイドルが可愛いかったらなぁ』と思った。そう残念なことにメロディービーはブサイクばかりだった。そのヲタクの夢の劇場が正にここ原宿で実現していた。原宿駅前ステージは夢のような空間である。もっともランウェイには最前列の後ろにも席はあるが、最後列でもAKB48劇場を凌ぐ近さだ。

例えば原宿乙女のノースリーブの衣装。腕を頭に載せてポーズを取ると脇の下が丸見え。鳥肌のような凹凸がくっきりピンク色になって見える。しかも透き通った白い肌の下の脈々と打つ青い静脈が見える。目の前でターンする度に香るいい匂い。ムンムンです。

普通視覚から入る情報と耳で聞く情報、身体で感じる振動がライブの主な体感なのだけれども、そこに嗅覚を刺激する『匂い』が加わると猫にマタタビですよ。もううっとりしてしまう中毒性をはらんでいます。
この日は平日でもあり、空席が出来たので、急遽古参を呼び出したうえに当日券を発券して席を埋めた。開演後から客席についた人はリリースイベントでよく見ていた常連の人たちだった。

劇場公演は各グループの楽曲の披露の他にファッションショーがある。AKBだと単調になりがちなMC部分をファッションショーってなかなか面白い。出演するのはふわふわは人数が多い為に全員でなく、その日の担当が出てくる。でもどんなリアクションすればよいかわからない。みんな初めての人なんでジーと見てしまう。

僕は推しメンタオルをいつ出そうか迷っていた。初心者は出さない方がよいと言われていたのだけれど、どうしても出したかったからだ。
劇場のあるフロアに物販スペースがあり、各グループやメンバーのTシャツやタオルなどグッズ販売をしている。(ちなみに隣はカフェが併設していて、そこで公演の様子が見られる。AKB劇場も昔はカフェしかしスペースで観覧していた。ここは本当に『カフェ観』である)

ぼーっと見ていたせいか、衣装が推しメンの子に見えてしまい間違いでメンバータオルを出す。メンバーの顔を見てはっと気がついしまった『違う!?』いくら推し歴が短いとはいえその区別は出来たはずなのに…。はるること岩崎春果にズーッとニヤニヤされて見られる『あっ、この人私を○○ちゃんと勘違いしてる。初めての人優先公演だから仕方ないわねww』って思われてるのか。穴があったら入りたい。自爆した。翌日の公演で推しメンがファッションショーに出たと聞いて余計ショック。


そしてトークのコーナー通称レインボートークでは田谷菜々子の神7発表が。
菜々子は相変わらずスマ学の頃と変わらない素っ気なさすぎる。それが塩と言われる所以だけど。普段から二人で『ひななこ』と名付けるくらい仲良しの平塚日菜に対して神7に2位を発表する。日菜が『私もっと下だと思ってた』って少し微妙な態度を取る。2位なのに笑顔がない。本当は1位になりたかったのに『なんで1位じゃないの!?』って言わない奥ゆかしい日菜が可愛い。『だって(田谷菜々子が)塩だから5位くらいかと思った』なんて可愛いの日菜。それをわからない田谷は鈍感なのか本当に塩なのか。

最後ランウェイをフルに使って『原宿駅前ステージで会いましょう』を熱唱。
またまたはるるがやってきて、僕のいるデベソ下手で踊る。『♪原宿駅前ステージで
私たちは待ってるよ~』のところで眼があって二本指で指してくるはるる。なんという恥辱。
ファッションショーのラストにモデルさん全員でランウェイを歩いて挨拶するのと同じように次々とメンバーがランウェイを通り僕の前できびすを返す。お目当ての推しを探してたらいつの間にか前を通り過ぎてる大失敗を犯してしまった。そしてまたはるるにチラッと見られ、後ろのメンバーが何か話しかけて笑われた。

僕の劇場デビューはトホホに終わったのだった。











【詳細】

「は、は、原宿来い!こっちの水は甘いぞ!5月です!」【初めての方優先公演】

夜公演
日時2016年05月20日(金)場所東京都渋谷区神宮前1-19-11

説明
今まで一度も当選されていない方、初めての方優先の公演とさせていただきます。何卒ご了承ください。

開場18:00 / 開演18:30出演

ふわふわ/原駅ステージA/原宿乙女/ピンクダイヤモンド

チケット:3,000円

http://harajuku-estage.jp/