昨日の続きの話。

病院に行こうということになったのはいいが、ここで1つ問題が。
実は私は産婦人科医の娘なのだ。親父と祖父と兄と、一応母もそうである。
これは私の昔からの悩みだった。正直私は親父が嫌いで、仲が悪い。
親父に診察してもらい、親父に自分の子供を取り上げてもらうなんて...
考えただけでキモい!死んじゃう!ムリ!
10代の頃から「その時が来たらどうしよう...」と思っていた。

ウチのおかんの出産全ては祖父(母の父)がやったそうだが、
それは多分ウチのおかん自身が医者だということや、ちょっと変わり者だから
平気だったのだと思われる。
また、ウチの弟は既婚で子供も2人いるが、弟の嫁は県外の出身なので、
静岡にいる間の検診はウチで親父にやってもらい、出産は里帰り出産だった。

とりあえず私としてはウチの病院に行くっていうのはナシだったので
(つか、ウチのおかん以外で自分の父親に内診されるのに
耐えられる人にお目にかかりたい)、
他の病院に行くことを譲歩するつもりは毛頭なかった。
だとしても、医者っていうのは同業者同士で色々あるようなので
(ウチの親父が特殊な人間だからかもしれないが...)、
どこの病院に行けばいいのかお伺いだけは立てておいた方が良さそうだ、
と思ったのである。

という訳でおかんに電話。
私「それがさ、子供できたかもしんない。」
母「ええっ!ホント?いやあー、うれしいようー!何?検査薬やった?」
私「うん、昨日やったんだけど。それで明日病院行こうと思うんだけど、
  どこ行けばいい?」
母「えっ?そんなのウチでいいじゃん。他だとお金かかってもったいないじゃん。」
私「はあ?やだよ!絶対やだよ!断る!それだけは絶対お断り!」
母「えー!なんで?お父さんかわいそうじゃん。それはマズいんじゃない?」
私「絶対やだ!それは譲れない!だからどこの病院に行くかは任せるから。
  そっちの都合とか親父の好き嫌いとかあるだろうと思って一応電話
  したんだから。」
母「うーん、でもやっぱりお父さんに言わないとマズいと思うんだよねえ。」
私「えー、この段階で言うの?マジ?めんどくせえなあ。」
母「しょうがないよ。言わない訳にいかないしさ。とりあえず今から言って相談して電話するよ。」
私「わーったよ。んじゃね。」

3分後に電話アリ。
相談の結果、静岡市立病院に行けとのこと。
親父も電話口に出たが、明日市立病院の○○先生ってのがいるから、
その人に電話しとくから、病院行ったら一応挨拶しろ、的なことを言っていた。
特に怒っている様子はなかったのでひと安心だ。
これで病院も決定、明日はいざ病院へ!
短期派遣の仕事をするようになってから、土日は溜まった家事をする日になった。
そんな訳で今日も布団干したり洗濯したりしていた。
すると、昼過ぎに我が家の常連「S先輩」からいつものように乱暴な電話があった。
「今から行く」と。
すると30分後くらいに先輩はやって来た。

今日の目的は最近一緒に見ていた韓流ドラマ『天国の階段』の最終回の
ビデオを見ること。金曜は先輩も私もお街で飲んでいて、会社の送別会に合流したあたりからは
先輩もすぐ合流し、3時まで飲み、先輩とバツイチゆうこりんは我が家にお泊まりし、
次の日の昼間に帰っていった。そんな経緯で今日が鑑賞会となったわけだ。

ビデオを見終わったところで「おい、薬局行くぞ」と私は言った。
先輩は「薬局!行こう行こう!」ととりあえずお出かけが嬉しい様子。
「金曜の飲み会の時に『妊娠したかも』って言ったの覚えてるのかなあ...」
と思いつつ、「(妊娠)検査薬買いに行くぞ!」と言ってみた。
すると「検査!やろうやろう!すぐやろう!」と意味不明なハイテンション。
何はともあれ、ドラッグストアへれっつらごー!した。

とにかく早く検査したかったので、最寄りのライオンの顔がついてる
ドラッグストアに直行。そして、前回確認済みなので生理用品コーナーへ!
...な、ない!検査薬ないよ!なんでだ!
店内をぐるぐるぐるぐる回って探すが見つからない。
何度も何度も細かく見て、ようやく発見!コンドームコーナーにあったのだった。
まあ確かに関連性はあるよね...妊娠を防ぐモノと妊娠を確認するモノ...。

いざ購入!と思ったが、妊娠検査薬は5種類くらいあった。
検査薬のパッケージの箱を取っちゃあ置き、取っちゃあ置きしてる私の元に先輩が来た。
「ねえ、何種類かあってどれ買えばいいのかわかんねえよ!」
「うーん、どれがいいとかわかんないもんねえ... 」
ぶつぶつ相談した結果、パッケージに「99%以上の正確さ」と書いてある
一品に決定した。

帰宅し、2人で取説を熟読。大まかな手順としては、
1、検査薬本体の先端のキャップを外す
2、外したところにおしっこを十分にかける(但しかけすぎは禁物とのこと)
3、キャップをして平らなところに置く
4、1分後には判明
てな感じであった。
先輩はご丁寧にテーブルの上にチラシを敷き、
検査薬を置く平らなスペースを確保済み。
いざ検査!いざトイレへゆかん!

出た!
トイレの中での私は「十分に、でもかけすぎは禁物、と。」と
唱えながら慎重を期していた。
キャップもして、さあ、トイレを流して外に出ましょう、と思ったら!
既に検査薬の窓に!窓が!なんか出てる!

トイレを急いで出ながら「大変!何か出てる!線がー!」と叫んだ。
先輩が作ったチラシの平らなスペースに置くヒマもない。
先輩に見せた時にはもう線がくっきり!
うわあああああああああああ!!

その後は「99%って書いてあるんだからほぼ間違いないってことだよね」とか
「つか早すぎるよ、線出るの」とか色々話しながら、多分妊娠してるんだろうなあってことになった。
早速夫にメールでその旨報告。
夫が帰宅してから、「そういう訳だから明日病院行こうと思うんだ」って話になった。
しかしこのことで、この後一悶着あるのであった。
日は中学からのお友達のニシちゃんと飲みに行った。
偶然だが、夫の現在の勤務先であり、私の前の前の勤務先である会社の送別会があり、
辞めるのが私と夫の共通の友人の通称「のろちゃん」なので、ニシちゃんと飲んだ後に合流した。
ホントはもう今の時点で飲まない方がいいんだろうけど...と思いつつ、
「今日で最後だ、今日で!」と思って飲みに行った訳だ。
毎日飲んでる大の酒好きの私が、今後一切酒が飲めない
(まあコップ1杯とかならいいらしいが)なんて...考えられない!
それにタバコ!どうすんだ!ヘビースモーカーってほどじゃないけど、禁煙だなんて!
ありえない!つかムリ!
でも妊娠確定したらさすがにやめなければ...どうしよう。

とりあえず、ニシちゃんやのろちゃんに言おうかどうしようか考えてたけど、
言うことにした。というより、飲んでたら言いたくなったのもある。
それに、2人とも滅多に会わないので、会った時に言っておこうという気もあった。

反応としては、2人ともかなりビックリしてた。
そりゃそうだろうなー。自分で言うのも何だけど、私とべいべーってイメージ的に結びつかない。
結婚した時ですら、ウェディングドレスを来た私に向かって
「こわーい!」とか「うそー!」とか言う友人がたくさんいたし。
とにかく、ハッキリしたらまたメールするねって感じだった。
悶々と『赤い悪魔』がやってくる気配を探る日が続いているが、ふと思い立って昼休みにおでかけした。
行き先は呉服町のドラッグストア。私は今静岡市役所で働いているのだ。
「大特価」のテーマソングがガンガンに流れる某店へ直行し、迷わず生理用品コーナーへ。
そうです、妊娠検査薬の偵察です。
きっと女子しか来ないコーナーに置いてあるはず、との読みはビンゴ!
早速手に取って箱の説明を読んでみた。
私の欲しい情報は「検査薬っていつから試せるのか?」という1点のみ。
4、5社の妊娠検査薬を全てチェックしたところ、共通して「月経予定日の1週間後くらいから」とのこと。
個人差は勿論ある訳だが、こんな悶々とした日々を送るのもなーって感じだったので、
週明けの月曜には検査するぞ!と心の中で勝手に決めたのであった。
今日は『赤い悪魔』がやってくる予定の日だ。月に一度の聖戦である。
正直、今まではヤツが嫌いだった。いや、女子で好きな人はあまりいないだろう。
ダルい、眠い、酒を飲めば悪酔い、人によっては頭痛、腹に激痛、などなど。
今までヤツが来ることを心待ちにしたのなんて、1、2度だ(謎)。

しかし、今回の私は違う。
実は1週間前くらいからヤツが来るのか来ないのか、気になっていた。
というより、むしろ来るな!と思っていた。
なぜなら先月、べいべーを作る決意をしたからだ。
私は今短期の派遣で仕事をしているのだが、今日は派遣先でもトイレに行く度に
パンツをチェック。用を足した後にも便器の中をチェック。
うーん...ヤツが来る気配がないような気がする。
いつもなら聖戦の2、3日前に腹に鈍痛のような感覚があるのだが、今月はなし。

とりあえず1日中ヤツの気配を伺っていたが、夜になってもヤツは来なかった。
夫が帰宅したので、その旨報告。
「まあ、いくらいままで28日のバッチリ周期で聖戦があったからってねー」
「そんな簡単にねー」「そうそう、あははー」
というような会話をした。

でも私はその時思っていた。
「ハタチ越えてから28日で来なかった時なんて記憶にない。もしかするともしかするな、こりゃ。」