卓球をやっていると、「打った後の戻りが大事」とよく聞く。

確かにその通りなんだけど、戻りを気にしすぎて前の動作が中途半端になると結局戻れなくて上手くいかない。なので、「一本一本しっかりやりきることが大事」という話にもなる。

 

戻るのは大事なんだけどやりきらないと戻れない、むしろしっかりやりきると自然に戻れる。

これが実感はしつつも不思議だなあと思っていた。

まあ、物理的に考えれば、しっかりやりきったときはしっかり踏み込めてるからその反動で戻りやすくなるとか言えるんだけど、そんな答えは求めていなくて。

 

しっかりやりきれると、ふっと体の力が抜けて、すごく静かな気持ちになって、ボールや相手がよく見えて、相手のラケットから出てきたボールにスムーズに反応できるんだよね。

 

この感覚をうまく言い表せないかなあと思っていたんだけど、中高でやっていた剣道の言葉で「残心」ていうのを思い出した。残心は、「打突の後油断せず、相手のどんな反撃にも直ちに対応できるような身構えと心構え」のこと。でもこれは、100%出し切らないようにして次に備えられるようにするという意味ではない。心を残そうとして残るものが残心じゃなくて、心を残さないようにして打突することで自然に生まれてくるものが残心であって、心を残さぬようにして十分な打突ができれば心身共にリラックスでき、次の相手の反撃にも自然に敏捷に対処できるってことらしい。

 

そうそう、卓球の戻りもこういう感じ。多分。

戻ることを気にするというよりは、その一球をしっかりやりきることを意識すべきだね。

3球目練習でまず大事なのは3球目じゃなくてそもそものサーブだし、フォア前ストップからの回り込みで大事なのは回り込みドライブじゃなくてまずはストップだよね。

自分の心がポーンと未来に飛んじゃうとどうしたって目の前の一球に対して心が残っちゃうからね。

 

すごい勝手な解釈だけど割とすっきりした。

明日もまた頑張ろう。