「ホンネで語ろう わが村」第99号2000年11月30日発行平沼 会社員 女性 51才Ｑ雪が降ってくると通勤は大変でしょう？Ａこわいから、最初の雪ですぐタイヤ取り替えるんだけど、やっぱり緊張するね。職場につくとほっとする。Ｑ仕事は順調にいってる？Ａほかの業界は不景気だって言うけど、再処理のほうは突貫工事だからね。関連企業のウチは人も増えているから、結構忙しいんだよ。定年まで勤められれば有り難いけどねえ。こんな仕事でも。Ｑこの頃の新聞見ていると、開発用地にいろんな企業がくるみたいでしょ。現金収入になる職場が増えれば、やっぱりみんな助かるんでしょうね。Ａうーん、そうだね。うちの子も県外にでているけど核燃のほかに仕事口があれば、自分の家があるんだから帰ってくるかもしれないし。だから開発用地の中にどんな企業がくるのか興味はある。Ｑ仕事先が増えるのは私も賛成だけど、企業によっては核燃ほどじゃなくても、公害のひどいものもあるでしょう。それを思うと喜んでばかりいられない気もするけど。自分の住んでいるところが汚染されるんじゃ。Ａでも、公害ったって、放射能よりこわいものなんかないべさ。私も関連企業に勤めてるから大きな声じゃ言えないけど、議員さんたちは核燃受け入れたんだから、大抵のものば受け入れる下地はあるんじゃないの。Ｑそれを考えるとちょっと恐くならない？Ａ恐いけどね。でも地元の若い人が残るようになれば村の中の空気も、少しずつ変わるかもしれないと思うの。「うつぎ」編集責任者菊川慶子氏の許可取得の上転載。無断転載をお断りします。よろしければクリックお願いします！人気ブログランキングへ
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