3連休最後の祝日は、図書館+ファミレスという、ゴールデンコンビネーション。

 

子供達はクーラーの効いた図書館で好きな本を好きなだけ読み、私と夫は近くのファミレスで仕事。子供達は自分達で本を借りて、ファミレスまで歩いてやってくる。こういう過ごし方、アメリカではあり得ない。(子供だけで図書館にいるのも危ないし、子供だけで図書館からレストランまで歩いてやってくるのも危険過ぎて不可能)

 

私も図書館で10冊本を借りてきて、ファミレスで読書。

その中の一冊が面白かった。

 

 

私もアメリカでママ友の怖さを実感した。

アメリカで最初にできたママ友A。頻繁に連絡を取り合い、お互いの家でご飯食べたりもした。

次にできたママ友B。社交的な人で友達がたくさんいて、息子同士が同じ保育園に通っていたこともあり、仲良くなった。

同じく社交的なママ友C。これも息子同士が同じ保育園に通っていて知り合った。

 

私はA、B、Cとも、超仲良しではないけれど、お互いに会ったら立ち話をするくらいの良好な関係を保っていた。

 

Aの旦那さん(仮にA”としておく)とBが、自分の息子達のためにサッカーコーチを雇って作ったサッカークラブに、私の息子や同年代の友達が入ったところから、雲行きが怪しくなる。

 

A”とBがそのクラブのマネージャーになったので、サッカーコーチはA"とBの息子達を優遇して、40分間の試合でずっとプレイさせる。我が息子は試合に出るのは40分のうち、最大3分くらいで、基本はずっとベンチに座っている。何年もやって実力の違いが大きい場合は仕方ないと思うけど、サッカーを始めて三ヶ月しかたっていない6歳の子供達の初めての試合から、試合に出られる時間にこれだけ差をつけるのはおかしいと思ったので、私は「もっとプレイタイムを平等に割り振って欲しい」とサッカーコーチにお願いした。

 

また、まだサッカーを始めたばかりの子供達なのに、すでにポジションを固定して、我が息子は右ディフェンスのみ。他の子はゴールキーパーのみ。優遇されているA"の息子はセンター、Bはストライカー。彼らはシュートしてゴールを決める喜びを味わえるのに、息子はデフェンスで突っ立っているだけ。息子がそのポジションを離れてシュートしようとするとコーチに怒鳴られる。

 

まだサッカーを始めたばかりなんだから、子供達が色々なポジションを経験できるようにしてほしい、とコーチに頼んだ。

 

プレイタイムを平等に割り振り、子供達が色々なポジションを経験できるようにすること。これはサッカーを始めたばかりの小学校低学年の子供達のクラブでは、至極真っ当なリクエストだ。

 

ところが、このリクエストは聞き入れられず、A"は「コーチにいろいろリクエストしないでください。コーチが困ってます」と私に文句を言ってきた。しかも、「ポジションやプレイタイムはコーチが決めることなので、その方針に従えないのならクラブを辞めろ」と脅迫される。

 

A"とは、子供のサッカー教育がどうあるべきか議論になったので、私も日本や海外の子供のサッカークラブについて色々調べて、やはり「ポジション固定してプレイタイムに大幅な差をつける方針はおかしい」という結論とデータをA"に伝えたけど、受け入れてもらえなかった。それはそうだろう。A"にとっては、自分の子供が良いポジションでたくさん試合に出られることが最優先だったのだから。この段階でA"との関係は最悪。

 

こんなサッカークラブは辞めたいと思いつつ、息子の友達がたくさんいたので、友人関係を維持する、というためだけに残っていた。

 

パンデミックの時に日本に引っ越して十ヶ月ほど滞在した。その間、息子は日本のサッカースクールに通い、色々なポジションを経験でき、スキルも格段に向上し、サッカーが大好きになった。

そのことをアメリカのサッカークラブとの比較でFBで書いたら、それをママ友Cが読んでいて(Cは私の投稿にいいねもコメントも一度もつけたことがない。なので私のFBをフォローしていたことすら知らなかった)、「スナフキン薫があなたのサッカークラブの悪口を書いているので、心配になって伝えたの、、」とA"とBに密告した。

 

Cの恐ろしいところは、「心配になって伝えたの」と良い人ぶりながら、本当はA"とBを怒らせて、私を窮地に陥れて、そのトラブルを見たいから、A"とBに密告したところだ。本当にA"とBの気持ちを心配しているのなら、「この投稿はA"とBが不快になるかもしれないから削除したらいいと思う」と私に対してDMして、それで私がその投稿を削除すれば、誰も傷つかずに済んだわけだから。

 

A"とBは私の投稿を読んで、当然ながら自分達がマネージしているサッカークラブの育成方法が批判されているを快く思わず、直ちに息子を除籍した。

 

この一件で、私はSNSの恐ろしさと共に、ママ友という存在の恐ろしさを心底知った。

 

いつもニコニコ、社交的で、誰とでも仲良くしていそうなC。Cは私のFBの投稿をコメント欄の返事まで舐めるように読んでいて、「お、これはトラブルの種になりそうなコメント発見!早速いい人ぶってAとBに知らせて、スナフキンが苦しむところを見て楽しもう」と密告した。

 

まあ、Cは密告したつもりだろうが、こういうのはすぐ伝わる。私は別のママ友から、Cが密告したことを聞いたので、その時点でFBからCを削除。ついでにAもBも削除した。それ以来、A、B、Cとも一切連絡を取っていない。

 

もう今から3年くらい前の話だけど、当時を思い出して書いていたら長い文章になってしまった。

あのサッカークラブのコーチは本当にひどくて、結局BもCもやめた。今残っているのはAの息子くらい?もう付き合いを一切絶っているので知らんけど。

 

当時はクラブを除籍されてしまった息子に対しての罪悪感や、ママ友グループから外れてしまうことへの恐怖感で、結構苦しんだけど、今振り返ってみると、あのサッカークラブの方針はおかしかったし、コーチも酷かったし、私がリクエストしたことは間違っていなかったので、あんなに苦しむことはなかったと思う。

また、ママ友とは基本的に親しくし過ぎない方がいい、と学んだ。ママ友と友人は違う。子供にとって必要な情報を得るためだけ、と割り切って、適度な距離を置いて付き合うに限る。