昨日のブログで「ゆったりとした金曜日を過ごしたい」などと書いたのだが、その後に思い出した。金曜日は「補習校の宿題ラストスパート」の日だったのだ。。。
宿題をやりながら、練り消しを作ったり(消しゴムのカスを集めて黒い球体を作る)、落書きをしたり、一向に集中しない子供達。先週と全く同じ光景だ。
私も最初は優しく話していたよ。でも、私の話をガン無視して遊び続ける子供達についにキレて怒鳴ってしまう。「早く終わらせなさーい!」
すると10歳の息子がこう言った。
「お母さん、今、どこに怒りを感じている?」
はぁ!?
虚をつかれてしどろもどろになりながらも、自分が今カッカしているところはどこか探ってみて「お腹と頭かなぁ」と返事する。
その時点で冷静さを取り戻し、「今日はもう遅いから、宿題はここまでやって寝る準備しよう」と普通の声で言えた。
息子の問いかけに驚いて、「どうしてそんな質問したの?」と聞いてみたら、何と、私が自分のために図書館から借りていた本を息子が読んでいた。
息子はこの本を読んで、キレる人の心理や対処方法を学んだらしい。。。
息子:誰かが人に怒る時って、他に原因があって怒っていて、それをたまたまその人にぶつける時もあるんだよね。
そう、そのとおりなんです。私がイライラして子供に怒る時って、その前に夫と喧嘩していたり、仕事でイライラすることがあったり、他に原因があって既に怒りのベースが出来上がっていることが多い。過去のトラウマが刺激された時なんかもあるよね。そして、これは私固有の事象ではなくて、全人に当てはあること。
息子:怒りが出てきたら、まず、「今ここ」に戻るのがいいんだよね。
そう、そのとおりなんです。なので、息子が「お母さん、今、どこに怒りを感じている?」と聞いてくれたおかげで、私は今ここに戻ってこられて、冷静さを取り戻せた。
いやはや、「老いたら子に従え」現象が既に始まってる?
この本は漫画仕立てなので、子供にも読みやすいのもあるけど、息子なりに、よくキレる母親への対処を学びたいと思ったのか。
息子にお礼を言って、「これからもお母さんが暴走し始めたら、今どこに怒りを感じてる?とか聞いてくれると助かる」と息子に伝えておいた。
しかしながら、私が自分のために借りてきた本を息子が読んでいたとは。。。(息子に読まれたくない本は隠しておこう)