私は月曜日から土曜日まで、毎朝5時半に起きて子供達二人のお弁当を作っている。土曜日は補習校だから仕方ないけど、月曜日から金曜日までは無料でスクールランチが食べられるにも関わらずだ。

 

スクールランチは美味しくない。お母さんのお弁当のほうが美味しい、と言われて、頑張って作っているのだが、6歳の娘はお弁当をよく残す。学校のランチタイムは長くても10分くらいしかないらしい。それもカフェテリアを掃除する人(アメリカの学校は生徒が掃除するのではなく、プロの掃除人が掃除する)が早く掃除したいから、という理由だそうだ。

 

私が5時半に起きて作るお弁当を、5日のうち2日は半分以上残してくる娘。食べ物を無駄にしてほしくないので、夕食に食べなさいと言うけれど、嫌そうだし、夕食のときには悪くなっているかもしれないので、捨てるしかない。毎朝5時半に起きて、子供の栄養バランスや好みを考えてお弁当を作るのに、そのお弁当の半分は捨てられる。すごく嫌な気分だ。

 

そこで、娘に宣言した。「補習校がある土曜日だけはスクールランチがないから作ってあげるけど、平日はあなたのお弁当は一切作りません。スクールランチを食べなさい。それが嫌だったら自分で作りなさい」

 

自分でお弁当を作るためには、娘はいつもよりも20分くらいは早く起きなくてはいけないし、おそらく冷凍ご飯を電子レンジで解凍したものに振り掛けをかけるくらいしかできないだろう。でも、それをやることで、お弁当作りは手間がかかること、それだけ手間をかけて作ったものを捨てられるのは悲しいこと、を理解してもらえるかもしれない。あるいは、スクールランチを食べてみて、意外と美味しく食べられると思うかもしれない。

 

いずれにしても、娘に対するお弁当作りは今日限りでいったん卒業です。