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So Long

$equal zero


いつか見た空の色が見えなくなって

包んだ筈の温もりも思い出せない




僕の隣には何の気配もなく

そこに影だけが僅かに見えた…







寄り添った痕跡が確たるものでない理由







それはきっと、            
一つ一つ、さよならをしてきたからだろう






今も尚、少しだけ頭の中を横切る幻影…







確かに僕らは愛しあったんだ







それも…








さよなら。