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揺れ漂う

equal zero-写真行為064


歳月の向こうに何かがあると信じ

思い出したくない過去に何故かしがみつき

時に心苦しき締め付ける心中の痛みに苛む



激しい陽差しのその下で
僕はあの日、
幻を追掛けていたに違いない





夏は終わったんだ...






その言葉を何度と繰り返し
また夏がやってくる











揺れる心が微熱を帯びる


臆病風に吹かれた卑しき傷は


あの日、
彼女が脱ぎ捨てたサンダルを探しながら


白昼の影に潜む