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恒常する魂

$equal zero




溜まりに溜まったものを吐き出さないように
俺は必死だったんだよ


嫌な野郎

惚れた女

誰かの犯罪

そして俺自身の誰知らぬ罪



放出するものが何一つ無く
食い止めるものが恥と悪しかない



何時しか俺は
片目で世の中を見るようになった

ファインダー越しに街を覗いては
何かを焼き付けた



やがて精神が焦げ付き
感情が浄化される




なぁ、
どうだい?




心が空っぽになるってーのは…





知るかよ





考える力も今は無い…









感情の変化が
無くなっちまった